ソニーの歴史で最大のミステリー…6700億円を投じて「コロンビア映画」を買収した本当の理由
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
私がずいぶん前に読んだ本(確か交渉に関わったアメリカ人の著書)では、色々議論して最終的に買収しないことに決まった後、ディナーか何かの席で盛田氏が「ハリウッドの映画会社を買うのが夢だった」とポロッと漏らしたことから急転直下の大逆転になったと記述されていました。話は違いますがアサヒのスーパードライは「私が開発した」という人が社内に何十人もいるらしいです。黒澤映画「羅生門」のような感じですね。
盛田さんが主役になっていますが、当時の社長は大賀典雄さん。コロムビアにCBSの買収やSCEの設立などソニーにソフトの柱を立てた音楽家。盛田さんと並ぶレジェンドの功績は今一度 評価してしかるべきかと。
盛田さんが、ソニーの企業として又経営者としてのアメリカという社会でのステータスを考えて、コロンビアの買収に踏み切ったということは、この方の慧眼には恐れいるとしか言いようがないですね。
それと盛田さんが表立って見せていた快活でフランクな姿は実はビジネスとしていくために必要だから演じていたという話は、誰もが社会人として生きていくことを考えると非常に参考になる話だと思います。
それにしても盛田さんのような惚れ惚れするような経営者がいませんね。
というか創業してグローバルな企業に成長するような企業が出てこなくなってます。
確かに京都は、任天堂・村田製作所・京セラ・日本電産等のような企業がありますが、どこも1980年代以前に創業の会社です。
つまり40年以上新しい企業が出来てないわけです。
昨年初10月に週刊ダイヤモンドで関西企業の特集がありました。
その中で、京都の計測器の企業である堀場製作所の会長である堀場 厚氏がこのように言ってました。
京都になぜこれだけの企業があるのかという問いに対して。
あるビジネスが成功すると、東京だと誰もがそれに飛びつくが、京都人は『けたクソ悪い』と思う。
だから、独自の企業が生まれる。
というふうな事を言ってました。
ということは、けたクソ悪いと思うような京都人が減ったということかもしれませんね。
http://www.osaka-brand.jp/magazine/museum/osakaben/0035.html