経常利益2.8%減 22年10〜12月、8期ぶりマイナス
日本経済新聞
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注目のコメント
製造業の大幅減益は既に公表済みの10-12月期鉱工業生産が減産に転じていたことから、ある程度予想はできました。
昨秋から半導体や機械サイクルが低下局面に入ったことや円高が主因だと思いますが、1-3月期の生産計画も減産となっていることからすれば、翌期の製造業の経常利益も減少する可能性が高いでしょう。
なお、今期の設備投資は既に今期の設備投資計画調査から30年ぶりの水準まで回復することが予想されますが、景気に遅れて動く性質がありますので、昨秋以降の減産の影響を受けて、来年前半の設備投資は軟調に推移する可能性があるでしょう。製造業に打撃。原価は上がるけど、思うように販売価格値上げはできていない。円安、人材不足、各種値上げ、海外からの調達不調、そして国内経済は停滞。悪条件が多い状況。
モノづくりには厳しい状況がまだまだ続きそうです。
こんな時にこそファイナンスの力なのでしょうが、いかんせん、日本のモノづくり中小零細企業はファイナンス管理力も知識も意識も総じて低い。
会計まわりの知識を普及させることが、もしかしたら日本経済再生の鍵なのではないかと思ったりしています。