ダリオ氏引退、世界最大ファンドが数十億ドルの支払い保証-報道
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かくも先人に引退をせまることが難しいことがあろうか。ただ新経営陣がここまでしてでも会社に残ることは、素晴らしいと感じました。世界最大のファンドで経営陣になるくらいなら、先人を引退させるより転職しちゃったほうが楽じゃないのかと思ってしますので。
2010年に後継者育成計画を策定し、2年でバトンタッチするとしていましたが、結果として引退までは13年かかりましたね(昨年10月に経営権は委譲した)。
12歳のときにウォール街の人にゴルフキャディとしてついたことをきっかけにノースイースト航空(現デルタ航空)の株を買って3倍になった経験がここまで大きくなった...。
昨年1月から取締役会の影響力を大きくし、ニル・バーディー、マーク・ベルトリーニ両氏を共同CEOに指名。上半期は+32%のリターンを上げ、直近10年で史上最高のパフォーマンスとなることを期待されていましたが、第4四半期に年初からのリターンの大半を失う結果となりました。
新経営陣になってからというわけではありませんが、新たな動きとしては昨年8月にシンガポールオフィス開設、中国での運用資産を1年で倍増させ、約30億ドルとなっていることなど。
レイ・ダリオ氏、Bridgewaterに関する記事では以下が面白かったです。
【解読】ヘッジファンドの帝王。レイ・ダリオの「徹底原則」(レイ・ダリオ氏とはから、Bridgewater社内では大量のカメラがあることなどについて)
https://newspicks.com/news/1977502
世界最大のヘッジファンド、社員の脳でアルゴリズム構築(前編)
https://newspicks.com/news/1976658
運用資産17兆円。最強のヘッジファンド帝国で起きていること(後継者問題について)
https://newspicks.com/news/4626410
【レイ・ダリオ】歴史から読み解く「世界の危機」の救い方(未邦訳の最新著書『The Changing World Over』について)
https://newspicks.com/news/7036087
邦訳されている著書:『PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則』
https://amzn.asia/d/9La9lGy大手ヘッジファンドの事業承継というとても悩ましい問題。詳細スキーム分かっていないですが、創業者が保有していたマネジメント会社の株式のバリエーションどうするのか、だれに譲渡するのか、資金源をどうするのか、計画性が求められそうな部分です。