東京書籍の高校地図教科書に訂正1200か所、異例の再配布…文科省検定には合格
読売新聞
236Picks
コメント
注目のコメント
国の教科書検定には合格していた…というのが不思議で、文科省側の見解が欲しいところです。
かつて担当記者として、教科書検定の過程を取材しましたが、出版社にとっては一般書籍の編集・販売と違い、教科書は大変手間のかかるものという印象です。検定に至る前の段階で、何度か文科省の担当者とやりとりがあります。その後、表紙のデザインなどがない「白表紙(しろびょうし)」本が作成され、教科書調査官や大学教授など専門家の審査で「検定意見」が付き、修正を求められます。
通常はこの中で誤りが修正されるのですが、記事の通りであれば、検定審査が正しく機能していたのか、検証が必要だと思います。教科書検定は厳格に運用されているイメージがあるので驚きです。しかも東京書籍さんは教科書制作では最大手の一つです。
中村先生がコメントされてますが、デジタル教科書になれば検定も誤植発見も修正も簡単になります。また、社会の変化に合わせた修正頻度も上げられるかもしれません。これだけデジタルの技術が進んでいる時代。紙中心の運用にはデメリットの方が多くなっているように思います。ドレーク海峡がマゼラン海峡と誤記されてたら、昨日今日のミスとは思えない。検定合格を出す方もおかしいだろう。文部省検定は、仕事をしているのか疑問に感じる。現場教師から指摘される事を見落とすくらいなら、言い訳不要で検定など止めた方がいい。