<発言詳報>原発運転60年超を容認した規制委で、各委員は何を語ったのか:東京新聞 TOKYO Web
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とても重いやり取り。
政府から独立した組織である規制委員会が、
杉山委員 われわれは外から定められた締め切りを守らなければいけないと、せかされて議論してきた。われわれは独立した機関なので、じっくり議論して進めるべき話だった。外のペースに巻き込まれずに議論するべきだった。
と言わしめるほど、社会や政治に急かされて意思決定をすることになってしまった。
また、
山中委員長 (石渡委員の発言に割って入る)そこに誤解がある。われわれがするのは運転期間の制限をかけるのではなく、ある期日が来たときに規制基準を満たしているかという安全規制をするのが任務。運転期間をどうのこうのというのをわれわれが科学技術的に判断するというのは、これまでの議論と違う。どうも、石渡委員と根本的に食い違っている。
のやり取りにあるように、規制委員会は規制基準を決める立場にはないとも取れる見解は、今後の原子力政策全体のガバナンスについて大きな課題を残していると思う。
最後のやり取りに敬意を表する。
山中委員長 残念ながら石渡委員のご賛同を得ることはできなかった。本日の賛否の結果をもって、委員会の決定としたい。その上で、反対の石渡委員にも今後の高経年化の規制の議論には参加してもらいたい。
石渡委員 もちろん委員ですので、参加させていただく。
杉山委員 ここで決を取って進んでしまっていいのかは疑問を感じる。ただ、石渡委員が今、納得できない事に対して、懸念がなくなるような基準の策定について議論していく。石渡委員のご意見をうかがい続ける。
山中委員長 石渡委員、今後ともよろしくお願いします。本日の委員会はこれで終了。