【完全解説】グーグルを焦らせる、ChatGPTの秘密
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Generative AI市場のプレイヤーは、大きく「アプリケーション」「モデル」「インフラ」の3つにわけることができます。
話題になっているChatGPTはこのうちの「モデル」にあたりますが、これまでのところ話題の割には大きな収益はまだ得ていないプレイヤー。
ここまでのところは実は、「インフラレイヤー」が最大の恩恵を享受しています。
インフラレイヤーとは、例えばAWSやGCPといったクラウド・Nvidia等の半導体チップメーカーがそれにあたります。
日本発のスタートアップでこの市場に出てきそうなのは、やはり「アプリケーション」でしょうか。
「アプリケーション」は、ChatGPTなどのGen-AIモデルを、エンドユーザー向けのプロダクトに統合して提供するプレイヤーです。
参入コストが他と比べると低い割に、売上を早く立てることが可能ですが、一方で結局同じモデルを使えば差別化が難しいビジネスモデルでもあります。
ソースはこちら:
https://a16z.com/2023/01/19/who-owns-the-generative-ai-platform/ChatGPT を仕事(ITエンジニア)でも一部使わせていただいております。
正直に申し上げると、生産性は Google で検索するよりも上がると実感しています。とあるサンプルコードを探すときに、Google だと検索したあとに、Qiita や Zenn もしくは開発元のドキュメントを漁る事が多いのですが、ChatGPT に質問すると適切な答えが帰ってきます。
Google の場合は、参考になるドキュメントやサイトを紹介しているにとどまるが、ChatGPT は答えを返してくれるイメージです。もちろん、ChatGPT が返した答えが丸ごと使えるわけではないのですが、探す手間は減ったと思います。
ただ、高度なことは現時点では、正直なところ自分で書いたほうが速いケースが多いです(質問を考えるのがめんどくさい)。ChatGPT がより高度な機能を備えると、実運用に耐えるコードも生成してくれるのではないかと思います。ただ、人間のエンジニアを ChatGPT が代替することは今の所ないとは個人的には感じており、最終的には専門知識があるエンジニアが判断しないと行けないとは思います(生成された答えが正しいものなのか、安全なものかは人間の判断が必要です)
有償プラン(月20USD)に切り替えようかと悩んでるぐらいです。いま話題沸騰中のChatGPTを仕掛けているOpenAIとは、どんなスタートアップなのか。そこからどんなビジネスが生まれるのか。一週間にわたって、特集記事を掲載しますので、ぜひご一読ください。
ちなみに2月7日にマイクロソフトが発表した、OpenAIと作り上げた新しい検索エンジンと、人工知能アシスタントがついているブラウザ「Edge」は、かなりのインパクトを感じました。取材依頼の下書きから、決算ページのサマリー、youtubeの要約まで、手間がかかる作業を、ボタンひとつでやってくれます。グーグルが焦るのも、わかる気がします。
*一部メディアには、この最新のEdgeへのアクセスが許されており、試して使うことが出来ています。
どんなプレイヤーが勝つのかはわかりませんが、このチャットボットや、言語を理解するAIたちの登場で、情報とのやりとりの仕方そのものが変わることは、ほぼ間違いないように思います。ぜひ、その入口としてのインフォグラフィックをご一読ください。
あと全然関係ないのですが、OpenAIの本社は、サンフランシスコに住んでいた我が家の近くにあります。メキシカンの人が多く住む地区に、めっちゃ地味な倉庫みたいな建物があり、そこが秘密基地になっており、またニューラリンクなどの最先端スタートアップも入居しています。