アップルが大量解雇しない理由、グーグルやアマゾンと違う経営の質
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アップルが大量解雇しない理由ですが、その他Googleなどのテック企業とのビジネスの違いが大きいと思っています。アップルはiphoneやmacbookなど主にハードを売って収益を上げており、かつ企画設計に特化しています。また製品ラインナップも、高付加価値化やブランディングの観点から、かなり絞っています。従い、アップルの企画及び設計過程においては、人員規模はそれほどこの過程のアウトプットの規模やスピードにはそれほど直結しないはずで、収益と人員数はあまり相関がないはずです。一方で、Google、Facebookなどの企業は、SNSやネット広告を事業としており、事業においてITシステムの開発/改修/保守を日常的に行っているかと思います。そこでは、開発/改修/保守の規模やローンチまでのスピードと人員数との相関関係がより大きく、規模が大きくスピードを求めるほど人員が必要となるはずです。したがって、ITサービスを提供しかつ自社でエンジニアを抱える海外大手企業では、景気やその他外部環境の影響で業績が上向くと増員をし、下向くと減員せざるを得ないということかと思っています。
注目のコメント
アップルは10年以上も前からアクティビストに入られ、株主還元を迫って来られた歴史がある。成長と稼ぐという二兎を追うだけではなく更に分配を求められる。成長重視形企業よりも効率性や分配を意識した経営の結果の結果とも言える。
アップルが節約志向はイメージに合いませんでしたが、取捨選択が極めて上手な会社なのだろうと思います。商品開発でもたくさん開発するのではなく、これと言った限られた機会に集中的に投資する、その姿勢が人材への態度にも現れているのでしょう。
これは急成長中の未上場スタートアップでも同じ。
投資や資本力のレバレッジを最大化して市場シェアを獲得することは重要ですが、固定費管理や生産性・収益性を軽視して、規模拡大を追求し過ぎると、後に待つのはレイオフの顛末。
調達した資金をどう使うか、筋肉質経営と規模拡大のジレンマを、いかにブレイクスルーするか、経営手腕が試されます。
またそうさせない社外取締役や取締役会の機能もとても重要!