シリーズB資金調達の裏側:テックタッチはスタートアップ冬の時代になぜ20億円強を調達できたのか?
コメント
注目のコメント
さすがの一言で勉強になった。
少し還元すると、以下のポイントにつながるなと思いながらよんでいました。
- 今は投資CFより営業CFが重要な時代でCFOとして営業側にフォーカスするのは合理的
- 事業のフロントに立つことで、営業、顧客、プロダクトの解像度も増すので結果として投資家とのコミュニケーションのクオリティも上がる『エクイティファイナンスで重要な事は、当たり前ですが、事業です。
あとは、それを実行するチームで、その二つで投資判断の80%ぐらいを占めると思います。』
CFOでもVCでもないが、真理だと思う。
特に成長に成功すれば、さらなる投資をしていく。そのためには結局事業と組織しかない。そして事業と組織に、どう上手くお金を使うか。
そのなかで、凄いなぁと思うのが、ご自身が事業責任者をやられた点。そしてその手触り感は、事業・サービスとして何が強み・弱みなのかといった原体験になる。だからエクイティストーリーに臨場感が出るし、IRでも具体を話せる。
創業者の説明が強いのも、こういう部分の臨場感があるからだと思っており、それをCXOができることはとても重要だと思う。今月上旬にシリーズBで17.8億円調達、デットを含めると20億円以上を調達したテックタッチCFO中出さんのnote。今回のファイナンスのために2年前から仕込みをされていたんですね。
テックタッチのシリーズBで注目したのは、既存株主のDNX VenturesがリードでDBJキャピタル、アーキタイプベンチャーズも追加出資していること。一般的に既存株主が追加出資することがお墨付きとなり、新規投資家が成長ストーリーに期待をして出資するという流れです。
しかし、米国のVCファンドでは既存投資先への追加出資に重きを置いたファンドであることに対し、日本ではそもそも追加出資枠がほとんどないことが一般的です。この市況感も含めて、この規模の調達を既存株主中心に行うということは非常に期待されている証で、今後の展開が楽しみだなと。
テックタッチ、17.8億円の資金調達--ガイドナビツールで挑む「マニュアルレス」の世界
https://newspicks.com/news/7987864