東京中央区の出生率トップ「結婚も出産も豊かな貴族夫婦だけが享受できる特権的行為」となったのか?
コメント
注目のコメント
5年前から中央区に住んでおります。確かに公園で遊ぶ子供の数がすごく多いです。
中央区にタワマンが増え始めたのは2009年に有名なThe Tokyo Towers※ができた頃からだと思うのですが、3LDKで5000万円前後から売られていたと思います。若年パワーカップルなら余裕で買える金額です。その方々が今まさに子育ての時期です。
※写真左側にある斜めにラインの入った2棟の建物。リチャード・ギアを使った派手なテレビCMをやっていた。
ただし、現在の中古価格は新築時の倍近くまで上がり、新築物件は億を軽く超えているので、並みのパワーカップルでは購入できないレベルになりました。今後は出生率も下がっていくのではないでしょうか。合計特殊出生率最下位の東京の中で、かつて1.0以下だった中央区がぐんぐんと出生率をあげています。タワマン効果による子育て世帯の移住増によるもの。実際23区の中で住民平均年齢が一番若いのも中央区。それは子どもの数が多いから。豊かな人だけが子を持てる。
中央区だけじゃなく、出生率が高いのは港区と千代田区。記事にも書いたけど、かつて子沢山地域だった江戸川、足立、葛飾3区が2015年以降急激に出生率を下げていることとあわせて考えると、感慨深いものがある。団地で栄えた板橋区は1.0を切っている。地方からみると意外な東京都の特殊出生率No.1の中央区が公表する「中央区の人口・世帯数(令和5年1月1日現在)」によると、京橋地域が42,347人(←弊社の東京オフィスがあるところ)、日本橋地域が53,615人、月島地域が78,112人。
「結婚や出産は贅沢な消費と化した」と言ってしまうと何とも言えない寂しさがありますが、もんじゃで有名な月島地域は佃・月島・勝どき・豊海町・晴海という再開発エリアを抱えており、若手子育てファミリー層がボリュームゾーンと言われる東京オリパラ選手村の跡地「HARUMI FLAG」の完成も控えているので、今後も外からの転入組(パワーカップル?)が、中央区の人口と出生率を牽引していくのかもしれませんね。
New 下町に期待!