居場所はどこ、中高年のひきこもり61万人 交流の仕組みづくりに光
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そこに足を運ぶことが、カッコイイと思えるか。
それが意外と大きなポイントではないか。なので、公共ではなく、民間の商業施設ができれば、ビジネスとしても成立するはず。行き先のない、行くあてのない人たちが、丸一日ではなくともせめて半日、ローコストで過ごせる場を提供できれば、十分にビジネスとして成立するはずだ。
コメダ珈琲やイオンモールで長時間座り込んでる人を見るにつけ、そんなことを強く思う。そしてそこに必要なのは「人との交わり」だ。ただ単にコーヒーを飲むとか、本を読むというだけに止まらず、そこに集まる人たちが出会える場を作る。それができればビジネスになるはずだ。
だって、65歳になったボクも、そんな場所があれば足を運ぶだろうから。そう、費用はその人の経済状況によって選べるようにして1,000〜1万円くらいの幅で選べるようにすれば、なおよし。
これから潜在的市場が大きくなる、ココを狙った新ビジネス、誰か挑戦してみないか。絶対にブルーオーシャンの市場であり、有望なビジネスになるはずだ。これからの時代、年金は減り物価は上がり、高齢者の仕事もそう容易いものでないため、居場所やお金が不足した中高年の「溜まり場」兼「生活の場」としての「ごちゃまぜ」のような場所はもっと広がっていくと思います。
年をとってもお金がなくても、地域のコミュニティーやご近所の関係性を軸にすればなんとかやっていける社会です。そこに地域の現役世代や障害者、ひきこもりも加わる。また、年齢によって低賃金で働くしかない高齢者であっても、これまでの知識や経験は下の世代への助けになりますし、ひきこもりであっても、家以外に居場所がないから外に出ないのであって、こういった「居場所」があれば、おのずと集まるようになるかも知れない。障害者にとっても、少しでも自分の障害の理解を広げ、社会に対して障害の認知を広げるうえで、とても良い試みだと感じます。2017年に、知人がレポートで紹介していたことで知った「シェア金沢」の事例。2014年、シェア金沢がグッドデザイン賞受賞で注目され、小松市から始まった取り組みが、金沢市、輪島市と他地域展開されていることをこの記事で知りました。「ごちゃまぜ」の地域再生というキーワードも素敵です。
”運営する社会福祉法人「佛子園(ぶっしえん)」(石川県)の雄谷(おおや)良成理事長(61)は、08年から石川県小松市の過疎の町にある廃寺を「ごちゃまぜ」の地域拠点にし、10年間で若者が定住や移住して55世帯から75世帯に増えた。14年には金沢市内に、学生寮も含めてごちゃまぜに住む「シェア金沢」を開設。そして輪島につながった。”
2014年グッドデザイン賞|福祉施設 Share金沢
https://www.g-mark.org/award/describe/41886
ごちゃまぜの力|社会福祉法人佛子園の先進的まちづくりから、インクルーシブ・マーケティング®を学ぶ(小橋一隆 2017)
https://www.yhmf.jp/as/.assets/vol_62_p28-35.pdf