「米のプラスチック」が拓く未来 米の課題解決や環境保護の切り札になるか

コメント

選択しているユーザー

• N. Takashi

  M&Aもやる会計事務所 ブチョーっぽい人

  ・2023年01月06日

  さて本当にバイオマスプラスチックが環境にいいのでしょうか？
  
  現在、プラスチックのリサイクルは3種類行われています。
  
  1.サーマルリサイクル
  熱に変える。燃料に変えて発電所等の動力源とすること。要は燃やしてエネルギーとしてリサイクルすること
  2.マテリアルリサイクル
  プラスチックから別の原料を作り出すこと。例えば、ペットボトルから繊維を作り服飾などへ加工したり、様々な種類のプラスチックを混ぜることで建材を作り出したりします
  3.ケミカルリサイクル
  プラスチックをそれ自体の原料である油に還元し、油として再利用すること
  
  記事に記載がある通り、バイオマスプラスチックは焼却処分するしかありません。
  また、混ぜ物があることで燃料としての能力は低く、発電所等の動力源にすることはできず単純に焼却炉で燃やすしかありません。
  そして、通常の石油由来の成分が使われているため、ゴミとして拡散した場合、海洋性プラスチックの元になることは変わりがありません。
  
  生分解性プラスチックにも言えることですが、こういった特殊なプラスチックは上記2.3.のリサイクルの対象とはならず使いきりとせざるを得ません。
  
  これらのことを併せて考えると最も環境負荷が低いのは、通常のプラスチックを2.or3.の方法にて何回も使い続けることなんです。
  
  長く使われている素材には当然その理由があります。
  EV同様、イメージだけに騙されるようにはなりたくないですね