「薄くて曲がる」太陽電池研究 再エネ拡大、実用化目指す―東京都
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ペロブスカイトですね。次世代太陽光発電として注目されています。
メリットは
・製造が安価
・レアメタルを必要としない
・「軽く」「薄く」「柔らかい」フレキシブルな形状
技術的な課題は以下とのこと。
モジュールの大面積化と変換効率、そして、以下の不安定性。
最大の課題はペロブスカイトの不安定性。
ペロブスカイトは酸素や水分といった外的影響を受けやすく、加熱劣化による内的不安定性もある。
こうした特性から、結晶内で結合に支障をきたしてしまうと、電子が効率よく移動できなくなり、太陽の光エネルギーから電気への変換効率が低下する可能性が否めない。
こうした課題が解決できなければ、ペロブスカイト太陽電池の安定稼働は困難になるため、従来のシリコン太陽電池から切り替わるのはまだまだ難しいとみられている。
また、ペロブスカイト化合物に鉛を使用していることへの懸念もある。ペロブスカイト太陽電池に使用されている鉛は、鉛電池やカドミウム電池と比較すると少量だが、周辺環境への溶出が不安視されているため。鉛と同等の変換効率となる材料を見つける、あるいは外部に溶出しないような完全な封じ込めを行うといった対策が求められている。ペロブスカイトのような薄いシート状の製品を任意の形に加工する仕事をしていますが、加工時のロスをどう廃棄もしくはリサイクルするのかというのも気になります。耐用年数後の懸念ではないので、量産段階には決めておかないといけませんね。