沖縄の牛乳パック、なぜ946ml? 殺菌方法で生まれる「味の違い」は
withnews.jp
18Picks
コメント
注目のコメント
沖縄の牛乳パックは「1Lではなく946ml」
沖縄の人なら違和感ないかと思いますが、それ以外の人が沖縄のスーパーに行くと驚きます。
1Lかと思って手に取った牛乳パックが946mlなんです。
こんな半端な数字の理由はアメリカ統治下の影響です。
アメリカでは体積の単位として「リットル」ではなく「ガロン」を使用。沖縄でも統治下時代にガロンがよく使われていました。だから、1リットルに一番近い「4分の1ガロン=946ml」になったそうです。
それともう一つ。沖縄の牛乳は本州の2倍近い値段です。
946mlでだいたい290〜400円くらいでした。
海に囲まれて、餌である穀物や草などの輸送費が高かったり、牧場数が激減して需要と供給のバランスがとれなくなってしまったりと、さまざまな背景があるようです。
そのほかにも、沖縄の牛乳は臭みがなくて美味しかったり(殺菌温度が違う!)、放牧の牧場ではジャージーが多かったり、本州の常識で見て回ると驚きがたくさん。詳しくはwithnewsの記事に書いたので、みてください。
ちなみに、価格について関東の人も決して他人事じゃないと思っています。300円台の牛乳がスーパーに並ぶ沖縄のような状況が近い将来の関東でもありえる話だなと感じます。
代替ミルクもある中で、タンパク源として、カルシウム源としての機能だけでは、牛乳の消費はさらに下がってしまうかもしれません。牛乳ならではの価値をもっと作っていかないといけないなと思いました。単位(ガロンだったとは)の違いから乳牛の種類、世界情勢の影響と価格の影響まで、牛乳から世界がみえる内容で学びになりました!