「本気」の宇宙人探しについて語ろう
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非常に興味深いですね。科学と非科学(と人々が信じ込んでいるパラダイム)の境界に科学者が本気で取り組む。これこそが本当の科学だと思います。
文系の素人意見ではありますが、もし地球外生命体が存在するのだとして(多分存在するのだと思いますが)、その種が人類と同じように「知的」生命体であることを重視しているかどうかは疑問ですよね。ひょっとすると(人間から見たら)下等生物であることを重視したまま文明を築き上げている生命体かもしれませんし、ウイルスだって「ひょっとしたら宇宙人なのでは?」と大真面目に議論されたりするくらいですから、無機物が無機物のままとんでもない構築物を作り上げているかもしれません。「それは生命体ではない」と切り捨てる事は容易ですが、それがどう考えても「知的」に「創作」された構築物だったとしたらどうでしょう?
これらの文明も、人類が認識できる物質で構成されていることが前提としてあるわけですが、さらに進んで人間が認識できない物質や概念ーー暗黒物質やそもそも人類がまだ認識していない、物質ですらないかもしれない新しい概念ーーで構成されている文明だってあり得ます(というかこの広い宇宙では、それらの方が遥かに可能性が高いのではないでしょうか)。
そう思うと、まだ人間が認識していないだけで、ひょっとすると月にも宇宙人はいるのかもしれないし、この地球にも人類と並行して、何億年も前から宇宙人はいるのだけれども、お互い認識できていないだけなのかもしれません。何せよこの話は夢が広がる話だと言うことです、読んだ人がワクワクしてこんな乱文を書き散らかすぐらいには。
注目のコメント
編集を担当しました。
宇宙人っているの? いたらコンタクトできるの? と一度でも考えたことのある方にぜひ読んでいただきたい、「本気」の宇宙人探しについての記事です。兵庫県立大学西はりま天文台の鳴沢真也博士に解説していただきました。最後にある、「宇宙人探し」は壮大な「自分探し」でもあるという部分には考えさせられます。
広大な宇宙の中で知的生命が我々地球人だけでないとするなら、なぜ「宇宙人」は我々とコンタクトしてこないのか。彼らは一体、なぜ「沈黙」しているのか——。20世紀を代表する物理学者の1人、エンリコ・フェルミが指摘したこの「矛盾」は、フェルミのパラドックスと呼ばれています。この矛盾の「解」とそれぞれの説得力の有無を考察した本『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由』という本もお勧めです。当初は「50の理由」で出版され、その頃に愛読しました。著者は物理学者ですが、数学、考古学、社会学、宇宙工学、言語学など様々な学問を駆使して考察していて、人類が積み重ねてきた知の厚みを感じることができます。地球外知的生命探査(SETI)のパイオニア、フランク・ドレイク博士は、1974年に世界で初めて太陽系外の天体に電波によるメッセージを送ったことでも知られています。
電波送信に使われたのは、映画『コンタクト』にも登場したプエルトリコのアレシボ天文台です。直径305メートルの巨大な電波望遠鏡がありましたが、2020年にケーブルなどが破損して修理を断念。米国立科学財団は今年、電波望遠鏡を再建しないと発表しました。
地球の方から積極的にメッセージを送る活動は「METI(Messaging to Extra Terrestrial Intelligence)」と呼ばれています。ちなみに、地球人の存在を他文明に知らせることは、侵略などのリスクがあるとしてMETIに反対する科学者もいます。(SETIには賛同したスティーブン・ホーキング博士は、METI反対派の代表格だった。)
NASAが1977年に打ち上げた無人探査機ボイジャーに搭載された「ゴールデンレコード」もMETIの一種です。ゴールデンレコードには、世界各国のあいさつや動物の鳴き声など様々な音声や画像が収められています。
ボイジャーは現在も運用中で、太陽から遠ざかりながら探査を続けています。日本天文学会によると、ボイジャーが「オールトの雲」を抜け出し、太陽系を脱出するのはなんと3万年後と予想されているそうです。
メッセージを受けるにしろ送るにしろ、我々の文明自体が相当長続きしないことには、宇宙人との(世代を超えた)交信は難しそうです。1000億(恒星)✕1兆個(銀河)の宇宙には、人間を超える生命体がいてもおかしくありませんね。もし、生命体が存在しないとすれば、地球は本当に奇跡の星。大切にしなければなりません。そこに暮らすすべての生命体は共生していることを忘れずに。