渡辺徹さん死去 61歳 敗血症で
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「敗血症」という言葉は、あまり聞きなれない方もいらっしゃるかもしれません。この病態は、感染症が引き金となって、それに対する免疫反応が制御不能な状態となり、生命の危険につながるような臓器の障害をきたした状態を指すものです。
この引き金となる「感染症」はなんでもよく、お腹の感染症のこともあれば、肺炎や腎盂腎炎といった感染症から敗血症に転じることもあります。また、ウイルスでは、インフルエンザや新型コロナウイルスも原因となりえます。免疫反応が問題になるわけですから、免疫能が正常でも問題となりうる病態です。
報告にもよりますが、致死率は10%から50%とも言われ、治療のスピード感を求められることが多く、医学的な緊急症の一つです。こうした致死率の高い合併症があるため、感染症というのは可能であれば何より予防が重要、そして適材適所のタイムリーな治療も重要と言えます。
背景にどんな病態が生じていたのかは分かりませんが、突然の訃報に本当に驚きました。心よりご冥福をお祈りいたします。別記事によると、長年糖尿病を患っておられ、糖尿病の合併症として腎不全で透析もされてらしたとのこと、
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac9f035c46fce5441ae617ec507ada881d723cb1
糖尿病で血糖コントロールがよくないと感染リスクが高くなります。
そういった合併症背景により、今回の胃腸炎からの敗血症の治療が困難となってしまったのではないかと推測します。(あくまで報道からの情報をもとにした推測です。)
渡辺徹といえばやさしい笑顔。まだお若いですし、突然の訃報に衝撃を受けました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。敗血症はよく院内では聞く言葉です
命にかかわるため早々に治療が開始されてもお亡くなりになってしまう方も多いです。
歯科治療の後でもなる方がもいて最後は気管切開にまでなっていました。
そういう自分も学生時代に高熱と腹部の痛みから敗血症疑われたことがありました。
入院中の夜中に医師がわざわざご丁寧に血(動脈のだったか)とりにきたことも。
結局、盲腸炎でした!
それだけ急ぎ鑑別する必要のある病気ということなのでしょう。