米NY州で記録的な大雪、雪かきの2人死亡
CNN.co.jp
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NY州と言っても広いので、地域によって天候は大きく異なります。バッファローは州内で最北端と言える地域で、アメリカ側からナイアガラの滝観光をする際に降り立つ場所です。
「雪かき作業に関連した心疾患」というのは腑に落ちない表現ですが、寒さなどと関連して心筋梗塞などの発症があったのかもしれません。大雪での健康被害は、けがや転落なども含め、州内でも毎年のように見られていますので、今後も気がかりです。
なお、NY州と聞くと即座にマンハッタンをイメージされる方が多いのですが、今のところマンハッタンではまだ1ミリも降雪は見られていません。ニューヨーク州西部は、いわゆる都市圏としてのニューヨークではなく、例えばナイアガラの滝のような、五大湖に接するような場所のことを指します(見出しでNY州とするのは仕方ありませんが、例えば奥多摩での大雪を「東京都で大雪」と見出しをつけるようなものです)。
五大湖は水量が多く厳冬期でも一部を除いて凍結しないため、この上を冷たい空気が流れてくると湖面から水蒸気を得て積乱雲が発達し、雲がかかる場所で一時的に強い雪が降ることがあります(Lake effectといいます)。日本における厳冬期の日本海側の雪と仕組みは全く同じで、世界的にも雪が多い都市部に位置付けられます。
20日ごろに低気圧が通過し強い寒気が流れ込んだのが理由で、次は月末ごろにまた寒気が流れ込む見込みですが、風向きからすると今回特に大雪となったバッファローについては直撃は免れそうです。