【独白】サントリー総帥「佐治信忠」が語る、運、夢、経営
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国内最大の非上場企業にして、100年以上続くファミリーカンパニー。サントリーは数ある大企業の中でも異質な存在です。その本質を探求したく、8年以上も取材を続けてきました。サントリーといえば新浪社長のイメージが強いかもしれませんが、そのボスは創業家出身の4代目、佐治信忠会長です。
突き詰めるとサントリーは、宗教的な会社と言えます。創業者の信心(仏教)を、経営という形で体現する。松下イズムに通じるところがある(松下幸之助はサントリー創業者を師として尊敬していました)ディープな経営論、人生論を、ぜひご一読ください。『私は強運』『神仏を信じている』という言葉が随所に出てくるが、大事なのは『努力』『夢を語る』が先に来ること。
夢を語り、とてつもない努力する。
自分の存在は自力でなく神様仏様により生かされているのだと感謝する、その結果、運を呼び込む。
自分を強運という成功者のサイクルは皆こうだ。
お助けください、と縋ることは誰もしない。
とてつもない努力に向け、雑念を払い退け自分を奮い立たせるために、自分の行いは正しいか、自問の壁打ちや、第三の目として神仏の存在を上手く活用する。
正しい神仏の信じ方、使い方はきっとはこう。
だから神様や仏様もよしよし、と味方する。運がよかったのは間違いないでしょうが、その運を活かせたことが大きいと思います。そもそも運がよかったのに気づけなかったり、もっと運のいい会社をうらやんでいることもありますから。
個人的には「お前は、本当にこの場所でビジネスをやるんだな」という覚悟がいろいろなことのベースになっているのかなと思います。知識も大切ですが、アメリカを含めたグローバルの競争環境を実感することは、自分の視野を広げてくれる源です。