工作機械・ロボット、過去最高受注・生産額が射程圏内−中国で強い高性能機
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中国での高性能自動機普及は、熟練のための時間・コストの短縮につながりそう。それにより、旧型機械+熟練の技で実現してきた、日本の中小企業のアドバンテージが縮小するかも。
一方、企業間の製造能力の差が縮小すると、設計の重要性が今までより増すのかも知れない。
注目のコメント
若者の製造業離れは、最近製造現場を回った実感としてある。以前から、工場勤務で原資を貯めて、都市部のアパレル関係に転職する中国の若者は多かった。最近は、そのサイクルが短期間化していたり、すっ飛ばして都市部に出る若者も多い。
その結果、長年の勤務の蓄積があればいいが、やる気の問題で技能の足りない中年が製造業に残ったりしている。酷い言い方ではあるけど、自動化は進まざるを得ないのが実感。この分野、まだまだ伸びると思う。記事中にある「若者の製造業離れが深刻」が本当なら、もの凄い潜在需要があるはずだ。一方で、まだ先進国とは言えない中国で、こうした製造業離れが進んでいることは、心配でもある。モノ作りの重要性が理解できない超大国は1つで十分だ。
昨年末から、これまでも言われていたロボットなど「中国のFAニーズ」というのがいよいよ立ち上がってきたのではないかと思える動きがいくつか出ている。2015年の注目ポイントで、下記記事も参照いただきたい。
https://newspicks.com/news/715712/
＜追記＞緋色さんの現場コメントが参考になる。残っているのがやる気がない技能足りない中年、とすれば、そこは日本の熟練工とは違うもの。先日のTeslaの工場記事でもロボット活用ノウハウについての言及があったが、同じ機械を使っても生産性や精度が違うのが実際。過度なモノ作り信奉はいけないが、日本の競争力を維持・強化してほしいと思うところ。＜追記終＞
