王者アリババすら「15カ月で撤退」、いま香港が世界屈指の「EC激戦区」になっているワケ
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注目のコメント
現地フィット等色々書いてありますが、一番重要なのは「アリババにとっては対応工数かかる割に小さすぎて本気になれなかった」だけかと。。。結局はROIの問題で、他を優先したのでしょう。
当記事はアリババの撤退を2点の理由だと分析。
1.集積度が高いので、「距離的理由や時間的理由」がない。
2.EC市場規模が小さいが、プレイヤーが多い。
だとしたら、本当は日本と比較ではなく、シンガポールと比較をしてほしいと思った。あるいは東京との比較も面白いかもしれない。東京の半分の面積に750万人とあるが、東京は1400万人の街で、近隣県からの流動人口をカウントすれば、集積度がほぼ一緒。
また、EC規模も日本の1/3以下とあるが、人口を考えると、一人当たりのEC規模は日本の5倍くらいあり、だからプレイヤーがいっぱいいると思う。
私はマーケターや経営者として考えると、そもそも国境を越えて成功するECはアマゾン以外ほとんどない。香港と中国は国境がないが、通貨が違い、イミグレがあり雇用の流動もない、そして何よりも電子決済の対応が違う。アリペイがアリババの成功の相当の理由となっている。
そして他のプレイヤーより明らかに会社の規模が大きいので、勝っても大勝(シェア50%以上)しないと、効率が悪いことをやってみてわかった。
この2つの理由と推測。いつか香港と大陸は通貨が統一、そしてイミグレーションがなければ進出をしなくてもおそらくアリババの天下となるはず。香港特有の買い物事情、非常に興味深いです。
土地が狭いために実店舗に訪れることが可能であり、ECはあくまでサブ的な役割なのですね。
また、EC利用者数は少ないにも関わらず一人当たりの利用額は高いことも驚きでした。家電など持ち帰りにくいものをECで届けてもらう、といった使い方が主流であると分かれば納得ですが。
外資が参入する場合における、その土地特有の文化や習慣を知り尽くすことの大切さが分かります。