ソニーが最新センサー技術で挑む「地球の見守り」とは?
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この記事で議論されていない点について追加で。
IoTによる様々なセンシングは既に多くの場面で議論されています。ただ、解決しなくてはならない課題がいくつか。
・電源の確保
センサ、計算機、通信にはそれなりの電力を消費します。太陽電池でよいだろうと思われるかもしれませんが、得られる電力はたかが知れています。さらに、天候が悪いときや夜間はどうするのだと言う話になると、蓄電池という話になるのですが大きさ、コスト、容量など様々な問題を抱えます。
例え話として、我々は不動産物件のセンシングの研究をしているのですが、空き家に大量にセンサを置きたいのです。不動産物件だったら電源が確保できる。そう思っていたら、意外な盲点が。空き家の間は当然内見の時以外はブレーカーから落としてしまうのです。じゃあ電源の確保どうするんだから始まり、喧々諤々の議論に発展しました。
・通信路の確保
ちょっとしたセンサデータをテキストとして送信するのならよいですが、画像や映像を送信しようとするとそれなりに大変です。そのための通信料金もばかりになりません。アップリンクはダウンリンクに比べて余裕があるのでそれを利用した低価格のサービスも出てきていますが、なかなか難しいです。似たようなコンセプトで「スマート農業」を実践している企業としてスタートアップの「Sagri」がありますが、ソニーほどの大手がこの分野に本気で乗り出してくるとは、いよいよ日本のスマート農業も商用化・普及のフェーズに入ろうとしているのでしょうか。
災害対策や環境保全の領域も、地方はインフラの整備がどうしても後手になってしまうので、センシングデータをもっと活用することで低コストで大きな効果が期待できそうですね。
大手・新興問わず、この分野がもっと盛り上がってほしいです!
Sagriを取り上げたこちらの連載もご参考です↓
https://newspicks.com/news/7126742
【兵庫】精度90%のアプリで世界の農業課題を解決する「グリーンイノベーションジャーニー」の動画でも取り上げられていましたが「農業×IT」が主流になりつつありますね。
私の知り合いで、実家が農家で「祖母1人でしているからもう終わるかもしれない、だから継ぐ」という方がいます。こういった農家の人手不足を解消できる技術はどんどん広まって欲しいです。
画期的な技術がもっと増え日本の農業が豊かになっていくことにワクワクします!