【基礎から理解】今日は中間選挙の「ここ」に注目しよう
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下院選は、基本的には小選挙区制です。人口が多い州は、その分、多くの小選挙区があります。カリフォルニア州(52)やテキサス州(38)などです。人口の少ないアラスカ州は1選挙区、ハワイ州は2選挙区です
上院選は、それに対して、人口に関わらず、各州2人ずつの代表を選びます。カリフォルニア州でも、アラスカ州でも、選出される上院議員は2名です。
したがって、上院と下院では選出にあたる有権者の数が非常に異なっており、選挙結果が上院と下院で異なることも大いにありうる、というふうにつくられています。
特に上院の場合、大統領選もそうですが、全国の総獲得票数が多い党が多数の議席を得る、とは限りません。極端にいえば、人口の多い州は落としても、人口の少ない州を片っ端から取っていけば勝てるのが、上院選です。
上院で共和党が多数を取るのに必要なのは、前回落としてしまった州の上院議席で、取り返せそうなところを着実に取り返していくことです。
ネバダ州、ペンシルバニア州、ジョージア州、アリゾナ州、ワシントン州など、共和党が取り返せそうな上院議席がいくつかあります。この中で4つ、共和党が議席を取り返せば、上院は共和党が多数派になるでしょう。
ウィスコンシン州やオハイオ州の議席まで共和党が取れば、おそらく共和党の勝ちでしょう。
選挙は、結局トータルで議会の多数派になるのが勝ちなので、個別のトランプ派候補が勝つことよりも共和党全体で上院、下院、両方で多数派になることこそが、トランプ氏の最大の手柄になります。それが、大統領選に向けたトランプ氏の勢いをつけるのには有効でしょう。アメリカ中間選挙の特集3日目です。いよいよ現地では投票が始まりました。そもそも何を決める選挙なのか、注目ポイントや争点は一体何なのか。基礎から理解するための解説をまとめました。選挙に関する報道も増える中で、参考にしていただければ幸いです。
中間選挙は、連邦議会の上院・下院から州知事、州議会までアメリカ政治の要職を決める一大イベントです。選挙期間中はさながら“お祭り”。高速道路沿いには候補者たちの巨大なビルボードが掲げられ、街のあちこちに「ヤードサイン」と呼ばれる看板が並びます。
注ぎ込まれる広告費も莫大です。テレビをつければ候補者同士がなじり合うCMが流れ、SNSなどネットも政治広告で埋め尽くされます。広大なアメリカならではの選挙戦の風景ではないでしょうか。
共和党の躍進が予想されていますが、上院では接戦の様相も。激戦州のペンシルベニアやジョージア、アリゾナなどでは、直前まで民主党に差をつけられていた共和党の新人候補たちが猛追しています。背後にはトランプ前大統領の影もちらつきます。
繰り返しになりますが、これは2024年の大統領選を見据えた戦いです。ぜひこの機会に、アメリカの“選択”にご注目ください。このガイドを読めば、今日1日どんな風が吹き、どんな意味があるのかということがよくわかるはずです!
カリフォルニア州はガチガチの民主党(ブルー)。だから1票を投じても結果は変わりずらい。つまり1票の重みはスウィングステートの1票と比べると重くない。スウィングステートでは1票によってブルーなのかレッドなのかにわかれることを考えると1票の価値はとても重く、そのため私の知り合いの中には、カリフォルニアからスウィングステートに引っ越した人もいます。(これはこれですごい...)
結果はどうなるでしょうか。