ソウル雑踏事故で146人死亡 ハロウィーン、負傷150人
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10月29日夜、韓国ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)で群衆雪崩(※)が発生し、当初50名心肺停止の報道から120名死亡報道へ。
(※昔は将棋倒しと報じられていましたが2001年の明石事故から群衆雪崩などの表現に変わっています)
日本では過去に東京以外でも悲惨な群衆事故が起こっています。(明石花火大会歩道橋事故、横浜歌謡ショー将棋倒し事故、新潟彌彦神社事故など)
改めて群衆事故は日本中どこでも起こりえる、他人事ではないことを思い出しました。。
明石事故の教訓として2002年12月に兵庫県警察が『雑踏警備の手引き』を発刊しています。少し古いですが、事故の苦い体験の後につくられており、今でも参考になる内容だと思います。
↓
https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/zattou/tebi_data/all.pdf
これからハロウィーンや楽しい行事、イベントが日本各地で続きます。
人が集まりすぎている場所からは移動すること、そして主催者や警察官が「立ち止まらないで!」など時に強い口調で呼びかけるときは、こうした群衆事故を起こさないためでもあることを知って、楽しい時間を過ごして無事に家まで帰りたいですね。
注目のコメント
本当に心の痛む事故です。日本でも同様の事故は過去に複数経験されており、過去の反省から様々な予防策がとられていますが、予想外のイベントなどが重なり、十分な予防策がとれなかったのかもしれません。
このような群集事故では、特に胸部が強く圧迫されてしまうと窒息につながるため、数分で命とりの出来事となってしまいます。また、胸部の圧迫を免れた方でも、比較的長時間圧迫が続いてしまうと、圧迫の解除後にクラッシュ症候群と呼ばれる合併症により、一見元気そうに見えた方が途端に命を落とすということも起こりえます。
短時間で突然多数の被害者が発生する状況となるため、救助や救急医療のリソースが間に合わないなどの悪条件も重なってしまいます。被害状況はこの後も拡大してしまう可能性がありますが、ひとりでも多くの方が助かることを祈るばかりです。ご冥福を祈ります。
こうした事故を防ぐには秩序を守った集団の動きを維持するしかないわけですが、例えば東京ディズニーは毎日凄まじい人の数がいるのにこうした事故は起きていません。
ゲストコントロールの方々が大声でゆっくり歩く事を注意されていますが、実はこうした方々のおかげで私達の安全は守られているのだと実感しました。