Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
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この手の記事については、イマイチソースが曖昧なこともありますし、コンテンツなんて市場の環境下でいくらでも方針転換ありえます。なので、あまり気にしすぎないというのが正解というのが前提です。
その上で、まずプラットフォームをありきとしたメディア・コングロマリット戦略を取るのか、コンテンツコングロマリット戦略を取るのかでコンテンツ業界は大きく分かれています。
弊社のような『原作供給』を担う場合は、自然とコンテンツコングロマリット戦略を基本として、Contents is King の思想でコンテンツを広めて、マネタイズすることが根本になります。
これに対して、世界ではプラットフォームによる囲い込みを基本として、メディアに力をつけるようにする戦略が多く取られています。
実際、こういったニュースで出てくるのはNetflixやHuluなどの動画配信PFやピッコマやNAVERのような漫画配信サイトであって、制作会社ではないですし、コンテンツ単体でもありえないです。
そして、SNSが隆盛となっている今。
独占配信による閉鎖的なコンテンツの展開が足枷となっているというのが、リアルな事情といえます。
このポイントさえうまくクリアできれば、うまくハマるとは思いますが、コンテンツの性質上なかなか難しいです。
またNetflixオリジナルアニメもサイバーパンクエッジランナーなどを筆頭にヒットしてきてはいますし、評価はまだまだ先でしょう。
少なくとも、ハリウッド的な映画作りで何百億円かかることを考えると、アニメのほうが安定して打数を取れます。
問題はどちらかというと原作や脚本ですね。ここは弊社とかもいつか供給元になれるといいなと思います。Netflixが日本のアニメに大枚を叩いて作っているため、業界構造が大きく変わったと言われてきましたが、ここに来てブレーキがかかっており、むしろテレビ回帰が起きているという分析ですが全体のトレンドとして語れる話なのかは不明
Netflix側の理由として、会員増が一息ついたこと、なかなかヒットが生まれてないこと、長編に集中投資をすることが挙げられており、制作会社側の理由としてテレビの方が話題になりやすくグッズなどのメディア展開も上手いということが挙げられています
どれも納得できる内容ではありますが、初期のボーナスステージが終わっただけのようにも見えます
ただ、日本アニメへの投資は世界を見据えてのものなので、日本発で世界ヒットがなかなか出ないとすると確かに方針転換もあるんだと思いますし、そこはドライにやるでしょうねなるほど、そういうカラクリだったのか。確かにあまりNetflixに魅力的なオリジナルアニメがない。アマプラのようにテレビ放映されているものを同時並行的流す方が、お金もかからないし無難な選択なのだろう。ただ制作現場の窮状を変えるためにも頑張っていただきたいと思う。