世界の「経済政策バブル」が弾けようとしている
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「経済成長戦略は成功したことはないし、景気対策と称したばらまきで、このままだと財政破綻へまっしぐら」、「しまいには、国家のもっと重要な通貨価値をインフレと円安で毀損させる政策を、政府と中央銀行がタッグを組んで全力で実現させてきた」、「安全では足りず、全員が安心するように努力しているふりをする(なぜなら、全員が安心することはないから。思考停止して、リスクに目をつぶる)」、「日本にあるのは『八方美人』という方針だけ」
(@@。
うーん、世界と日本の動きを全てぜいたく品と結びつけてものの見事に切り捨てる論調は新鮮で面白い。そして成る程と納得です。日本への言及は中でも辛辣ですね (・・;
財政政策を上手に使って社会インフラを整えて成長力を高めることが出来ないでもないけれど、ケインズ流の金融政策と財政政策による需要作りは、景気の波を均して潜在成長率に沿って経済を成長させるのが本来の役割で、潜在成長率そのものを高める施策ではありません。ケインズの本旨は、世界が恐慌に陥る時は政府が借金して需要を作るべし、好況の時借金を返すなら、というものだったはず。それを忘れて一方的にやり過ぎると、景気の波を増幅して経済を不安定にすることもあり得ます。
ケインズを都合よく解釈し、国民受けする景気刺激策を続けて来たのがこれまでの世界です。その結果歪が溜まればやがて巻き戻しが起きるのは必定で、世界に類を見ないレベルまで政府が借金を積み上げ日銀がバランスシートを膨らませた我が国が、巻き戻しに際して突出した影響を受けるだろうことは想像に難くありません。そうした可能性があることへの警鐘かな、と思いながら読みました f(^^;色々と書いていますが結論を要約すると、
「重要な社会政策というものに真剣に取り組まず、経済政策で景気をよくして、社会問題も将来不安も糊塗してごまかしてきたのだ。」
という事らしい(^_^;)
「本当は必要ないものを必要と思わせ、かつ永続的にそれを欲せさせるために、本能的欲望を刺激するような中毒性のあるものが継続的利益を生み出した。ゲーム、スマートフォン、SNSなど、これら“麻薬”を買える余裕のある消費者が増えることが経済規模拡大となり、経済成長とされるようになった。」
中毒性の観点で、ゲーム、スマートフォン、SNSが槍玉に上がっているが、このコラムの最後に、競馬🏇の話が淡々とされるのが一流のギャグなのかもしれない(^_^;)