“産業観光”で地域に光を。「ひつじサミット尾州」という発明
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オープンファクトリーイベントはちょっとしたブームになりつつあります。工芸品や地場産業はお店に置いてるだけでは価値が伝わりにくい。であれば産地に来てもらって作り手の思いやものづくりの背景を学びながら購入してもらおうということで全国に広がってきました。産業観光は解像度の高い購入体験として、ある意味最強の販売スタイルだと思います。ただしうまくいってるところとそうでないところの差があるのが事実。うまくいくところの共通項は大きく「熱量を持った人がいる」「民間で運営している」「徐々に地域や行政を巻き込む」の3点かなぁと思います。そういう意味で岩田さんの手法は一番うまくいくやり方だなぁと思います。そしてすぐに結果を出しててすごい。
僕も福井県でRENEWという同様のイベントを8年運営しながら、上記の手法を走りながら構築してきた感じです。今では33のファクトリーショップとRENEWきっかけで45名の就業者が生まれました。オープンファクトリーイベントは言ってみれば産業×地域×デザインを組み合わせた総合的なクリエイティブプロジェクト。岩田さんのような人が全国に増えていくと国力が上がると思います。
注目のコメント
ひつじサミット尾州、いよいよ10/29(土)〜30(日)に開催します!尾州・岐阜羽島でお待ちしてま〜す。皆さん、メェルカムです🐏(10/30には羊飼いさんと一緒に「羊の丸焼き食育体験」もやります♪)
そして、ちょうど今週末は(記事内にも出ている)鯖江のRENEW、燕三条のKOUBAが開催されています!僕も行きますが、とても楽しいのでぜひ記事を読んだ方には行ってみてもらえたら。産地を超えて繋がりあえる未来を夢見てます。
とまぁ、熱く語っておりますが、ガチガチに固めるんじゃなく、緩いつながり、緩いテンションでプロセスを楽しんでいけたらなって思っています(^^)
あと、今回はZ世代アンバサダーとして、大学生が5人も実行委員会に参加してくれています。ひつじサミット尾州が「若者が成長できる場」になれたら良いなぁ。
▼目次
・地域の入口としての「産業観光」が増加
・企業は「産業」と「地域」を土台に立っている
【発明1】行政区分をまたぐ“エリア”を打ち出し
【発明2】「ひつじ」というやわらかい概念で包括
【発明3】地域内のバラバラな動きを結集
・地域の価値を「体験」によって伝える
・「地域を受け継ぐ」人たちの成長機会尾州がウールで有名だということ、知りませんでした!しかもLVMHでも使われているクオリティとのこと。
ちょっと前まではプラットフォームを作れたもの勝ち、市場をどれだけ自社で獲得出来るかを追求せよ!みたいなビジネスの常識があった中、「ひつじサミット尾州」の方々は今までなら「競合」と表現されそうな企業の方々同士で一緒に協力していて素敵だなーと思いました。
またサミットを開催したことでの最大の収穫が消費者の人たちとの交流を通じた参加企業の多くが仕事へのやりがいやプライドといった情緒的価値を得た、という表現も新鮮です。
ギスギスと競争意識を持ち続けて都会なりどこかでビジネスをやっていくのをやめて、尾州のように地方の業界を盛り上げていくぞ、という人たちがこれからどんどん出てくると日本全国各地が面白くなっていきそうですね!点ではなく面での取り組み、そしてその面の作り方は範囲を絞ることで難しくなることもあります。そのいい塩梅を模索しながらの取り組みでとても素敵です!しんごさん、いつもメェ〜るし〜🐏