【再掲】最強のデザインツール、フィグマが凄い
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人々の中で、"インセンティブ"の内容が大きく変化していると感じます。
これまで、インセンティブと言えば金銭的な報酬であることが多かった。
しかし近年では、フィグマのファンにしても、SNS上で情報をまとめてくれたりする人も、サービスのバグを見つけてくれる人も、「こんなの誰が無料でやってくれるのよ?」と思うことも自発的にやってくれる。
そこには、金銭的価値よりも、貢献感を求める現代人の嗜好が反映されていると思います。
「企業とユーザー」という対立構造ではなく、ユーザーも開発側の一部に取り込み、一緒に事業を成長させる新しいスキームこそが、貢献感を生み、更にユーザーのロイヤルティを高めると言う好循環に繋がるのだと考えます。昨日発表されたAdobeのFigmaの買収。Figma使ったり見たことがない方は、本記事がFigmaのすごさを感じるために、とてもオススメ(でも動画とかもググってみて、是非見てほしい!)
また、買収自体についてはデザイナー観点やバリュエーション観点から様々なコメントが集まっている昨日の発表の下記Pickも是非併せて!買収自体もビックリだったが、色々な観点からのコメントが一気に集まって、個人的にはNPのコメントがコメントを呼ぶような楽しさ・アドレナリンを感じられて、それも幸せだった。
https://newspicks.com/news/7569938
下記は本買収を受けての、SequoiaのFigma担当のキャピタリストのTweet。写真は数年前にSequoiaの投資契約書に創業者のディラン・フィールド氏がサインする瞬間のとき。
「僕を信じて、この写真で数年後にTweetしたら、絶対カッコいいから!」と言いながら写真を撮ったそう。そしてこうなった。ビール?も見え、ジーンズ姿でサイン。リラックスした雰囲気も印象的。
https://twitter.com/andrew__reed/status/1570385521154850821
こういったレベルのバイラルで「民主化」しているのは、過去にはSlack(Salesforceが買収)、そしてFigmaがあって、あとはNotionかと思う。NotionをINITIALで見てみると(最近海外スタートアップもみれる!)、SequoiaはNotionにも投資。Adobeが、200億ドル(2兆8000億円)で、デザインツールのフィグマを買収します。
フィグマはもともと、Flipboardでインターンしていた10代のDylanが創業したスタートアップ。ブラウザ上で複雑な三次元デザインをも作って、サクッとリアルタイムで、誰にでも共有する技術の裏側は、もともとビデオゲーム産業でつちかわれたものも多い。なのでフィグマの初期社員はゲーム産業出身者も多いわけです。
プロのデザイナー向けに圧倒的だったAdobeにとって、あらゆる職種の人をデザイナーにしてしまうような、超使いやすいデザインツールのフィグマは、脅威だったでしょう。最終バリエーションは一兆円で、かなりオーバーバリューと言われた上でこの価格は、Adobeの必死さを表しているように思います。