ESG「9条ファンド」首位は年初来リターン約50%、再エネ技術に投資
Bloomberg.com
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昨今の欧州でのグリーンウォッシングへの注目がダークグリーンへの人気の背景にもあると思われます。
欧州のシンクタンクがが今年発表したレポート「NET ZERO STOCK TAKE 2022」ではネットゼロを発表している多国籍企業による基準や対応の甘さなどが指摘されています。
https://ca1-nzt.edcdn.com/@storage/Net-Zero-Stocktake-Report-2022.pdf?v=1655074300
一方で欧州では具体的な規制が遅れていますし、世界的な基準の統一化も図れていないのが現状です。マクロ環境も悪い中、基準がより緩いESG分類である8条ファンドはグリーンヲッシングが懸念されていますね。
そのため「ダークグリーン・ファンド」とも呼ばれる9条ファンドに資金が流入している。
SFDR(サステナブル・ファイナンス開示規則 )も厳しくなっているので、9条から8条にダウングレードされるファンドも出てきていますね。
欧州のテック投資家・VC形態でも9条ファンドが複数社ーフランス、スペイン、デンマークなどで発足し始め、興味深く、パフォーマンスへのコミットメントなど見ています。最も厳しいファンドのサステナビリティカテゴリーである9条ファンド(ダークグリーンファンド)で、トリオドスの気候関連のファンドが最も高いリターンを確保。トリオドスは欧州において長いことインパクト投資を牽引してきた、ウォッシュからは最も遠いとも言える存在。これまで収益重視のESG投資に比べリターンが低いとされてきたインパクト投資の収益性に対する認識も変わるべき、という象徴的なニュース。