ミッドタウン八重洲に入るのは…区立小学校 体育館に校庭、プールや菜園も 東京駅前で9月から授業
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ビルの中に多世代を共存させて、相互作用を起こすというのはストーリーとしてはわかる気がする。企業の社会活動の一環として、教育プログラムとして提供するのは想像がつく。
いつ離れるかわからないテナントに貸し出すよりも恒久的に使ってもらえるのであれば、多少ディスカウントしてもデベロッパー側のビジネス的にも成り立つし、ビルの付加価値にもできるのかもしれない。
一方で子供側のメリデメは?学校が地面から切り離されてもさほどデメリットもないか?この取組み自体は結構なことですので、どうこう申し上げるものではないです。
…ただですよ。
日本国憲法第26条第1項には、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」とあります。
そして、この憲法の規定を具体化した条項のひとつとして、教育基本法第4条第1項には、「すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。」とあります。
これらの規定は、いわゆる「教育機会の均等」を保証したものです。
あくまで法理論としては、ここの小学校と(特に地方の)老朽化した小学校とでは、教育機会に差があるとまでは言えないとは思います。しかし、釈然としないのは私だけでしょうか?
こうした「上澄み」の華やかな部分を取り上げて大々的報道するのも結構ですが、報道機関が社会的な意義をもって報道するのであれば、もっと注目するべき話は色々とあると思うのですが。
端的に言えば、こういう税収が多い地域以外の教育に、もっと予算をつけなさいよと。