全国学力調査“スマホ時間”長いほど正答率低い傾向
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まだ全国学力調査のレポートを読んでいないので、なんとも言えないのですが、これって、単純にスマホの時間が長いことが問題というよりは勉強時間がその結果短くなってしまうことが原因なのでは?
ほかのことでも言えるかと。例えば、
「スポーツを長くやっている子の方が正答率が低い」
「プログラミングを長くやっている子の方が正答率が低い」
「音楽やアート活動に長い時間取り組んでいる子の方が正答率が低い」
学力ってわかりやすい指標なので、毎回こういう調査で大騒ぎをしてしまうのですが、一人一人の幸せの定義や成功の定義を持てるようにして、一つの指標で横串を通してしまう世界観から早く脱却したいですね。スマホと回答率という狭い視野の話からもう少し俯瞰的にイシューを捉えるべきだと個人的には思います。なぜなら、利用時間の長いお子さんからスマホを取り上げるとか強制的に時間を短くさせようというやり方では、お子さんが空いた時間を使って学力向上のために勉強しよう、といった事には極めてなりづらいからです。
先日読んだ「最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術」著者のニールイヤール氏が、スマホを必要以上に使っているのは逃避行動で、裏には、その子にとって満たされていないニーズがあると伝えていました。子どもの満たされていないニーズを理解し、対話により本人が利用時間を制限したいと思う様にならない限り、強制的に利用時間を減らしても隠れたところでの利用が続いたり、あまり良い事にはならないと思います。要は、有限な1日の運用の積み重ねで力量が決まるので、何かに時間を奪われていては当然低学力になるということ。
すでに大半の大人たちこそスマホ依存症状態だが、中毒性の高さに注意しろってことですね。