大阪で最多2万人超感染 「医療現場逼迫」と知事
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感染が身近になっている方も多いと思います。3回目までの接種が済んでいない方はしっかりと3回接種を済ませておくことが大切です。今からでも全く遅すぎることはありません。
コロナワクチンの3回目接種は、なぜ重要なのでしょうか。
BA.5に対するデータは不足していますが、BA.1流行時のデータでは、COVID-19による入院に対して、2回接種でのワクチンの効果は61%でしたが、3回目(ブースター)接種後の効果は85%〜92%に増加していました。
BA.2やBA.2.12.1 が優勢になると、COVID-19 による入院に対し 、2 回接種のワクチンの効果は 24% に低下してしまいましたが、3 回目(ブースター)接種後には 52-69% に増加していました。
このように、ウイルス側も変化し続けており、もはや2回接種では太刀打ちできなくなってきているのです。効果は決して完全なものではないですが、少なくとも3回目接種をというのが理にかなっているのが分かります。行動制限を呼びかけていないので、増えることは想定されていることかと。
小学生は夏休みに入りますが、今後また次の波がいずれくるでしょうし、まだ接種していないお子さんは夏休みの間にでも接種を検討して頂ければと思います。本日は連休明け2日目で検査結果が出そろい、全国から過去最多の報告が相次ぐと思います。すでに、症状のある方が列をなして検査を受けようとしても、検査が追い付かない地域が多数あると思います。検査にかかわる医療関係者や地方自治体職員の方々は、多忙を極めている状態であり、口に出しては言いませんが、対策してほしい(=公衆衛生学での感染症対策の基本は接触機会を減らすこと)と思っていると思います。
新型コロナウイルスでは多くの方がワクチンを接種し、マスク等で対策をしながらもこれだけの有症状を伴う感染拡大がみられるのは極めて異常なウイルスだと思います。感染者数がこれだけ多くても行動制限の要請が出されないのは、前回のオミクロン株(第6波、2021年12月~2022年2月頃)と比べても重症化率が低いからですが、感染者数×重症化率=重症者ですから、感染者数に伴って重症者は当然に増えてきます。
現在のステージでは、重症者の急増に備えて、病床逼迫のペースを少しでも遅くするため、今後は中等症でも入院がセーブされ、それにより自宅死や病状の悪化が増えることを覚悟する必要があるでしょう。より重症・ハイリスクの方を多く助ける方に重点が置かれるのため、若年者治療は後回し(自宅療養)になります。また、コロナ用にベッドを振り分けた医療機関から、平時には可能だった他疾患の治療に対応できないという類の影響が出始めていると思います。
政府は世論を気にしながら、「まだ制限を発動する時期ではない」と考え、対策の発表を保留にしている状態だと思いますが、新型コロナ患者の入院を抑制させながらも入院できない状態が迫っていると判断できる場合には、行動制限要請を出してくると思います。この時点で感染した場合、症状があったとしても受け入れてもらえる可能性はかなり減っているでしょう。
現在は「コロナなど問題ない」といわず、非行動制限下の中で、各自の感染対策が必要だと思います。また、医療従事者や感染拡大で世話が必要な子育て世代など大変な思いをされている人の生活を思いやる気持ちも大切だと考えます。