「月イチで」「女性なら誰でも」社外取“バブル”で兼務続出、高額報酬の呆れた実態
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注目のコメント
以前より1社の社外取締役をやらせていただいている関係でお声掛けを頂くことはございますが、大変残念ながら、その多くが「女性であるから」という理由です。烏滸がましいですが、女性である以前に、ひとりの人間であり、女性である以上の役割をそこに求められていて、それにお応えできると思うのであれば、検討するのが通常のプロセスではないでしょうか。
多くの企業で社内の女性取締役を輩出できない分、社外でその枠を埋めようとされていますが、絶対的母数が少ないことを考えれば、現状は、当然起こり得る結果なのだろうと思います。数合わせが優先され、実態が伴っていない現状に対して、再考する必要があるのではないかと思います。うーん、本当にそうなのかな?私はもう1社ぐらいと思って就活していますが、そう簡単にはいきません。企業さんはそれぞれ、慎重に選んでおられます。さらにその前、まず最初の1社にたどり着くのが大変、どうやっていいのかわからない、というのが、多くの女性候補者の正直な感想です。
報酬もそんなに高額には思えず、日本はアメリカなどに比べ、取締役の報酬が低すぎる、というのが私の周囲の一般的な評判です。まぁ、就活がうまくいかないのはそもそも私の力が足りないからなのですが、この見出しを鵜呑みにするのもどうかと思います。
取締役としてのノウハウ・心得のトレーニングが最近は出てきており、こうした教育の普及、取締役に手を挙げたい人(特に女性)がどういう道筋で就活をすればいいのかの周知がまだまだ必要と思います。はあ。。。社外取締役の「就活」をする人が、その企業に厳しいことを言えるはずがありません。以前、ジャーナリストの牧野洋さんにバフェット基準について寄稿いただきました。バフェット基準の2大特徴は「自社株保有はできるだけ大きく」と「現金報酬はできるだけ少なく」。そのうえで、牧野さんはこう書かれています。
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少し考えれば分かることだが、現金報酬が多ければ多いほど、社外取締役は経営陣に頭が上がらなくなる。事実上「雇用」してもらっている関係にあるためだ。それこそ中立性を失い、経営陣と利害を一致させる格好になりかねない。社外取締役のチェックを甘くしたい経営陣にとっては好都合だろうが……。
https://president.jp/articles/-/38659?page=3
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社外取締役をちゃんとやっているかどうかは、社外からはわかりません。ただ、社外からもある程度わかるのは「どんな報酬で社外取締役を引き受けているのか」です。
NPには社外取締役の当事者もたくさんいらっしゃるので、建設的な議論ができればと思います。