【ブーム】うつや肥満に効くと噂の「迷走神経刺激」とは
NewsPicks編集部
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脳神経外科領域では、てんかん患者さんに対する迷走神経刺激術が有名。でも、てんかん発作を完全に抑制できるわけではなく、2年間装置を使用した半数の患者で発作出現頻度が半分になったという程度。手術には全身麻酔が必要だし、ペースメーカーのような電池の埋め込みも必要になり、電池交換の手術も数年に一度受ける必要がある。万能な治療法はない。
あとは、頚動脈が狭窄していることによって脳梗塞やその一歩手前の一過性脳虚血発作を起こした方は、頸動脈内膜剥離術という、頚動脈のプラークを除去する手術を行うことがあるが、その時の術野でも迷走神経は見ることができる。特に触るなどの刺激をする必要はないので、、あ、そこにあるね、という感じだが。
注目のコメント
こんなことをブームにしてしまうのは、率直に申し上げて危険性の方が高いと思います。人によって、また迷走神経刺激の方法によっては、多くのリスクを伴います。全く不明確な有効性と、ほぼ明確に今後生じるであろう一定のリスクのバランスを考えれば、噂にすることすら憚られる内容です。
氷水に顔をつけるぐらいであれば、効果がどうあれやっていただくことは構わないのかもしれませんが、言葉が先走って大きなブームになってしまうのであれば、ヤクルト1000の流行の方がはるかに健全であると思います。ダイエットも、健康ブームも、なぜ極端なものに関心が寄るのだろうか。何事も基本が先で、応用が後。原則が先で、例外が後。
■朝起きたら太陽の光をあびる
■日中(夕方)軽く運動する
■食事はバランスよく食べる
■寝る前はスマホ見ない
■忙しくてもちゃんと寝る
これだけで劇的に体調は良くなります。