【アトキンソン】日本が観光で稼ぐために「今やるべきこと」
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注目のコメント
マクロ視点の話が多いので、敢えてミクロサイドから1つ。
インバウンドに関連した観光客の支出の多くがどこに向かうかを正しく理解し、皆が考える観光で潤う日本のイメージと国の狙いとのGAPを知ることはとても重要だと思います。
そもそも、観光支出の多くは「出身国の」旅行エージェントとフライトキャリアに落ちることはあまり知られていません。
まあ皆さんがハワイ行くとき、多くは飛行機とホテル、それを依頼する旅行会社に払ってますよね(笑)
日本現地での消費活性化をマクロ全体で増やすのは良いと思います。
一方で、宿泊一つにしても全国チェーンに泊まられてしまうと、法人売上は本社がある都道府県に付き、宿泊先に法人税があまり入らないなどの構造的課題もあります。
滞在期間が長いほど、デイリーの支出単価は下がるという統計もあります。
長期滞在で日本の色々な場所にいかれると、多くのお金が交通系と宿泊産業中心に回るという側面もあります。
マクロ観点だと割と非の打ち所がないような肌触りの良い言葉が並ぶ傾向にある観光誘致ですが、ミクロベースで見ると結構グランドストラテジーがないことに気付かされるのと同時に、特定産業への優遇まで透けて見えてきます。
割と観光シーンは想像がつきやすいとも思いますので、自身で想像しながら記事を批判的に読むと更に理解が深まると思います。良くも悪くもコロナ禍で安くたくさん型観光は成立しなくなった。人手不足・資源高もあり低価格では観光事業そのものの継続が困難になっている。
やはり最もターゲットにすべきなのは国内富裕層。日本は世界有数の富裕層大国であり、正しいアプローチをすることで十分な市場拡大の余地はある。その次はアジアの富裕層。最後に欧米豪の富裕層へアプローチすれば十分。
あと重要なのは各施設が客層をしっかり分けること。
GoTo、県民割のマイナス面は本来の客層と違う客層の利用が増え、現場では様々な問題が起きていること。安売りは客層を悪くするのは間違いなくそういった意味でも割引より値上げが重要です。
何はともあれインバウンド解禁になり観光業界も回復基調が鮮明になってきました。海外旅行会社からの問い合わせも増加傾向。早くコロナ禍以前の観光業界の活況に戻ることを期待しています。先日、自国の民族の衣装も一人で着れないとかなんか日本人として私は恥ずかしいと言う感覚を持っていると、友達から言われた時、ドキッとしました。
正直、そんなふうに考えたことなく、私は偶然着物をきて街中小走りしちゃうような感じなので、いかに着崩れずに素早く着るかということに注力していたし、営業と言う仕事を長年していた時、日本の伝統芸能を武器にすることほどコスパのいい教養はないって確信してましたが、、、まぁそう言う視点もあるなぁと。
なんだか日本全体が観光立国に本気でなりたいと思った時に欠けてるもの結構あるんだなと感じました。
(ちなみに着物着るって日常じゃないものにするから難しそうに思うだけで、昔の人を思えば普通に着てますんで、そんな小難しいものでもなんでもないです、習うより慣れろの世界です、ほんと。)
一人一人、程度はあれど、自国の文化を語ることができる、ちょっと通りすがりの外国人に優しく接することができるまち、そうなっていかないといけないよなぁって、観光立国の欧州とかに滞在した時に感じたことを思い出します。
ちなみにこのアトキンソンさん、ご存知の方も多いでしょうが、茶道の世界でも有名ですからね。
にわかコンサルで国として外貨を稼ごう的なことを言うのとは訳が違うステージかなと。
日本の文化を学び、そしてこのように提言してくださり、本当に日本のこと考えてくださってるんだなぁと、日頃から彼の本を読むたびに感心します。
ちなみに、
日常の小さな空間に、自然を持ち込み、その具象の先にある抽象的な景色や風情といったものを愛でるいけばなを、今一度、外国人がまだ本調子で日本にやってこない間に、日本人にたくさんインプットしたいなぁって密かに思ってましたら、まさかのNewspicksで私を知ってくださったかたがサイトから連絡くださって、即入門してくださり、めちゃくちゃ嬉しかったです。
その一歩の勇気ですよね。世界が変わっていくのに大切なことは。
花に限らず、勇気出して入門された方に、本当に心から自分ができる限りの知識や知恵を共有する、伝統芸能を伝える側のあり方ももっと変わっていけたらなと、私も課外活動を通して社会を少しずつ変えていけたらいいなと思います。