米経済、40%の確率で来年リセッション入り=BofA証券
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FRBは以前、インフレは一時的、とのアナウンスがなされていたが、想定以上のインフレ状況にお手上げ状態なのではないか
次のインフレ指数が、とても重要なポイントになってきました
注目のコメント
1980年代前半に今回並のインフレを収めたボルカー元総裁は、FRBが目標としていた金利を資金量に置き換えて金利は上がるに任せ、遂には20パーセントにもなりました。当然“リセッション”に陥りましたが、そのくらい覚悟しないと一旦火がついたインフレ心理を収めるのは難しい。
0.75%の金利引き上げを決めた6月のFOMCでFRBは金利を大幅に引き上げ続けると表明し、同時に24年に金利は下がると予測しています。そのころまでに需要超過が解消してインフレが収まる、つまり景気は減速すると見ているのでしょう、たぶん。1970年代から80年代のインフレ時と異なり、長引く緩和で資金が世界に溢れて債務が膨張し、資産価格が高騰しているだけに、今回のインフレ退治の副作用は前回より大きくなっても不思議ではありません。BofA証券ならずとも、かなりの人が来年には景気が後退すると見ているような気がします。過去外れたことがない「逆イールド」の呪いが発生したので、景気後退はほぼ100%の確率で起こると思います。今後、セルサイドのエコノミストは、「逆イールドになったが今回は大丈夫です」という趣旨のレポートを書き、バイサイドのエコノミストは「景気後退局面の運用戦略」のレポートを書くことになるでしょう。