日本車が米高級車市場で売れに売れているワケ 米紙が指摘する勝因とは?
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レクサスがアメリカに導入されたのは1989年。10年後には米国高級車市場で販売台数1位を獲得しています。レクサスが売れているのは今に始まった話ではありません。
インフィニティやアキュラがそれほど成功しなかったのに対し、レクサスがこれほどの成功を収めた理由をマーケティングの4Pで整理すると以下のようなことになります。
①Product
初代のLSの品質が図抜けていたこと。特に静粛性と低振動性、ボディの隙間にまでこだわった精密なモノづくりは、当時のトヨタの車とも数段の違いがあり、社内の人間すら驚くほどだった。
②Price
欧州高級ブランドより定価は抑えながら、値引きはほとんどしないSmart Price戦略が合理的な価値観を持つベビーブーマー層に歓迎された。
③Place
この記事にもありますが、米国の自動車ディーラーにはなかったHositalityを徹底した。そのために高級ホテルや一流デパートのノウハウも研究した。
④Promotion
LSのボンネットにシャンパングラスを並べ、走行試験台で200km近いスピードで走らせてもグラスが崩れないという自動車広告の歴史に残るようなCMで世間を驚かせた。
この記事にある「カスタマーエクスペリエンス」の一言で片づけられるような簡単な話ではありません。緻密かつ必死のマーケティング戦略全体の成功があったからです。どう言う期間の売り上げ?
妙に少ないけど。
『また売上高でみると、レクサスは2021年にBMWとメルセデス・ベンツに並んで約33万ドル(約4300万円)を記録した。』
〈追記〉
原文見たら、売上台数33万台でした。
翻訳ミスですね。どこにもドルって書いてないんだけどな。レクサスの成功は日本人として誇らしいですが、発売はもう30年前なんですね。その後アメリカで次々と成功しているならともかく、日本企業が強いのではなく、トヨタが凄いって事ですよね。