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クロアチアが23年にユーロ導入、20カ国目 欧州委が表明

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  • ワルシャワ大学准教授(法学博士) 欧州エネルギー政策、東欧政治専門家

    クロアチアの通貨クーナ(Kuna)は「テン(貂)の毛皮」の意味で、1クーナ硬貨には貂の姿が彫られています。
    1クーナは100リパ(lipa)ですが、こちらはシナノキの意味で、ドイツ語では、リンデン(Linden)となり、ベルリンの目貫通り、ウンターデンリンデン通りの名称にも残っています。
    シナノキは、古の昔、スラヴ民族やゲルマン民族の間で聖なる木として崇められていました。

    クロアチアは1991年にユーゴスラヴィアから独立した際、その拠り所を、遠く中世や古代のクロアチア民族の記憶にまで辿りました。
    それ以前に同国が独立国であったのは、ナチス占領下の数年間のみで、国民国家の歴史に欠けていたことが原因です。
    そこで、初代大統領トゥジマンは、憲法制定に当たり何と羊皮紙に本文を書かせ、自らは鵞ペンで署名を行うという中世ヨーロッパさながらの儀式を行いました。

    国家なきものが国家を急に得た時、どのようなことが起こるか(それには大変残念ながら虐殺も伴いましたが)、その有り様を様々な側面で見せたクロアチア現代史の一つの象徴である自国通貨クーナが消えようとしています。


注目のコメント

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    三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員

    ブルガリア(24年かな)と合わせて21か国体制となります。今回の拡大は銀行同盟への同時加盟という、新たなハードルが科される中での拡大でした。

    クロアチアは実質的な管理フロート制を長年敷いており、ユーロとの通貨レートをかなりタイトに保ってきました。ブルガリアはユーロとの間でカレンシーボードを堅持してきました。財政はフローベースなら両国とも健全、ストックベースだとクロアチアはやや問題ありですが、消化出来ない範囲では無いと考えます(そもそもGDP比6割には経済学的な根拠は無いです)。

    両国のユーロ加盟は西バルカン諸国のEU加盟プロセスにもポジティブなシグナルになります。


  • 帝塚山学院大学 教授

    地中海に面し、欧州域内から多くの観光客が訪れるクロアチアは、EU加盟当初からユーロの導入に前向きだった。経済的には、(一人当たりGDP)はEU平均の半分をわずかに上回る程度だが、財政赤字はGDPの2.9%であり、3%の基準を下回っている。また、4月の失業率は6.1%である。レートは、現在1ユーロで7.5345クーナに設定されているが、最終決定は7月になる。なお、EUの中で、国民がユーロ導入に反対したのはデンマークだけだ。そこでは、2000年の国民投票でユーロの導入が否決された。


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