【独占】ドコモ、接待、トヨタ。NTT澤田、激動の4年を語る
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NTTの澤田純社長が人事発表後、初めて退任や4年間を振り返るメディアの単独インタビューに応じてくださいました。
澤田氏を知る人の人物評は、ほぼ決まって「せっかち」「破壊者」「イノベーター」といったものが並びます。社長就任前に改めるべきTo doリストを作ったら、140もの項目が出てきたそうですが、4年間の間に行った数多くの国内外の大企業との提携やグループ再編、女性登用に代表される社内制度の大変革。圧倒的な行動力で進めた取り組みは、再び世界の舞台での存在感を示すという決意を感じさせるものでした。
政治家や経営トップの発する一言一言がすぐにニュースになり、場合によっては「炎上」を引き起こす。こうしたこともあり、思い切ったことを言う人が少なくなっている中、ある意味こうした風潮とは無縁な、数少ない方とも言えます。
その際の発言や、強烈なリーダーシップが内外で反発を呼び、よく「独裁」とも形容されますが、その行動や言動は「社長」より「総帥」という呼び方がかえってしっくりくるような感さえあります。
激動の4年間の振り返りから社長交代の内幕、そして「ゲームチェンジ」と位置付ける次世代の通信基盤や国家像から人事システムまで。「澤田節」が炸裂するインタビューです。「内弁慶」「グローバルでのプレゼンスという意味では、ようやく入口」とありますが、これは1987年の民営化当時から言われていること(当時は時価総額世界1でした)。改めてNTTは「巨大な日本企業」、目に見える課題をこなしているだけで澤田体制4年が過ぎてしまったのではと感じました。いつまでたっても常に課題は山積みで、入口でうろうろしてしまいそうで心配です。
ところどころ関西弁が入っているところが、本音や大胆さを示しているように感じる。
ドコモTOBが代表的だが、NTTという政府・国が絡む難しい企業の運営を、大胆にスパっとやるというのはものすごく難易度が高い。日本を良くも悪くも代表するような大きい会社がこうやって変わっていくこと、とても期待。
JTもJRもNTTも、民営化した会社は偉大なリーダーが表れて、顧客起点となったり元々の基盤を「正常に」活用できるようになって、稼げる会社になるパターン。