通貨安、インフレ加速に悶絶するトルコ経済が示唆する明日の日本
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通貨安と物価高の関係について日本で関心が高まっていますが、そのフロントランナーともいえる経済が、トルコです。
トルコの4月のCPIは公式統計レベルで遂に前年比7割上昇となりました。有識者の推計ではもっと高い上昇率が計測されていそうです。一年間で通貨の価値が半減したので、当然と言えば当然です。
日本は対外純資産を保有しています。ストックでの資産はあるわけですが、貿易赤字という形でフローでの赤字を抱えています。敢えてこういう表現をしていますが、純資産があるから大丈夫なのではなく、純資産があるからこの程度でとどまっているという評価の方が正しいのではないでしょうか。
純資産も、このままでは食いつぶされることにならないか、それが懸念されるところです。財政悪化って日本の国債発行残高を指して言及しているのでしょうけど、先日国会答弁で日銀は借り換えで返済できるという主旨の発言をしていました。
もしそうであるならですが、財政悪化というあいまいな表現が、読み手に曖昧なマイナス印象を与えてしまいかねないと思うのですが。