一度作ったプロダクトを壊す勇気。
コメント
選択しているユーザー
勇気ある撤退と損切りができるのかどうか?が傷口を最小限に止め、次のプロダクト開発の時間と資金の捻出に繋がるのだが、逆に粘って市場が追いついてくることで果実を得るようなケースもあり、この辺の判断は難しいと思う。意見が割れるとメンバーが離反するリスクも孕んでしまう。
なお、色々なSaaS会社の話を聞くに初期のプライシングが非常に重要だと感じる。プライシングの設計で失敗すると、いくらサービスをピボットしたところで泥沼の赤字を溶かす状況から抜け出すことはできない。特にコストダウン系はこの辺の設計が難しい。
SMB向けの初期導入ハードルが低い設計だと、一定スピーディーに導入は進むが、その先のチリツモとCSを含めたオペレーションコストが見合わなくなる。他方大企業改善高単価はそもそもテクノロジー優位性などがないと導入すらされない。
後者に関してはNREを初期顧客から頂戴しながら必要な機能をテストしていくようなフェーズを敢えて1-2年長めに持てるような資金調達を行い、プロダクトを磨きこむことが勝因になるケースもあるが、今度はこの時間軸がずれて算段が崩壊することもある。非常に難しい。
注目のコメント
たくさんの人に読んでいただけてとても嬉しいです。
ここでは詳しく触れていませんが、たくさんの起業家はそもそも自分が「死の谷」にいることを認めづらく、大胆な決断が出来ていないことが多いと思っています。(自分もその一人だった)
気づいたとしても、どこまで戻るべき(変えるべき)なのか、という判断も1つ難しいポイントですが、そのときに「Customer(解決したい顧客が誰か)」「Pain(解決したい痛み)」「Solution(痛みをダイレクトかつ簡潔に解決する方法」のどこがボトルネックになっているかを正しく把握することがとても重要だと感じています。もし正しく把握できていないときこそ想定しているCustomerに直接ヒアリングをしてみることをオススメしています。
この記事を読んで、少しでもそういった起業家の大きなチャレンジに繋がる経営判断の手助けになれるととても嬉しいです。過去の成功体験を捨て切る勇気は、レイヤーが上がるほど難しくなると思いますのですごく共感しました
何よりこう言った失敗体験をシェアする文化が出来てきていることが素晴らしいと思います。うまくいかなかった話からの方が学べることは多いですね