【日本初】北海道に、すごい「コンクリ会社」があった
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視野の広い組織のトップが、独断的に(良い意味で)スピード感を持って進めて成功している企業の好例。
実際、ンクリート製造時のミキサーへ噴射するCO2の量は少ないが、CO2の固定(炭酸イオン+カルシウムイオン→炭酸カルシウム)による鉱化でセメントの使用量が減ることが、CO2削減に寄与しているみたい。(5~8%削減してるとのこと)
(セメントを作るには石灰石を1450℃で焼成するので、その過程で多くのCO2が排出される)
社長は他業種のイベントにも良く足を運ぶそうだが(脱炭素の興味を持ったのもこれがきっかけ)、こう言った専門外の事にも視野を広げておく事が本業にも良い影響が出るのかなと何となく思った。
注目のコメント
會澤社長ご本人や、会社の方々にも失礼ながら言ってしまいましたが、当初は「(日本でもカーボンキュアに出資している)三菱商事の関連企業なのか」と思っていたくらい、ビル・ゲイツらが投資するカナダのスタートアップと、一般的にはほとんど知られていない北海道のコンクリートメーカーが頭の中で結びつきませんでした。
それだけに、リスボンまで先端技術を単身見に行ったり、社是をあっさり変えてしまったりと、會澤社長の行動力は話を聞けば聞くほど驚きの連続でした。
脱炭素に至る経緯もそうですが、今回1番感じたのは、ともすれば「独裁」とも言われかねないトップダウン方式の凄みです。
政治でも経済でも、合議や多数決ではなかなか物事が決められない場面を多く見ますが、こうした腹の据わったトップの決断がなければ、ドラスティックな変化は起きないのだなとも思いました。カーボンリサイクル技術のひとつですね。
いわゆるカーボンキャプチャは大規模な事業(発電所など)向けでしょうが、
カーボンキュアならば、コンクリート産業のような、排出量が相対的に少ない事業でも使いやすいんですね。
気になるのは、どれくらい二酸化炭素を固定できるのかという点。
二酸化炭素を収集・液化して生コン製造時に注入し化学反応させて固定するとのことですが、注入される液化二酸化炭素の量はそんなに多くなさそう…と想像してます。
コンクリの強度が向上する分使用量を削減できるとのことなので、固定量そのものよりも、セメント削減量によって削減効果が出るかんじなのでしょうか?「国内で群れてはいけない」という言葉に、とても共感します。日本は、良い意味でも悪い意味でも、コンサバで安定している国。今や、諸外国の多くの企業がグローバル化を加速化している中、遅れをとっているのは、事実です。
そして、行政の手続きに遅れて「他にそんなこと言っている国ないよ」というコメントも、同感です。業界は違えど、外資系企業での経験上よく言われるのは、「なぜ日本だけそんなに複雑なの?」といった、似たようなコメントをよく言われます。様々な規定や規則が、海外と比較するとかなり複雑な場合が多く、グローバルとのやり取りでスピードが求められる場合、足枷になっているのは事実です。
企業側も様々な規約も、海外の動きにアンテナをめぐらせることで、時代の流れに合った改革は、必要ですね。変化が多い現代だからこそ。