国内VRゲーム企業が「メタバースくそくらえ」と宣言 その真意とは?
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実際にゲームやエンタメの会社に勤務している方で、企業戦略がメタバースや教育、暗号通貨などの金融の方面にシフトしたことが影響して、退職する方は私の周りだけでも何人もいます。特にゲーム業界は非常に特殊で、マジで異常なレベルでゲーム好きな人(もちろん超ポジティブな意味)たちで構成されていることがままあり、ビジネスなどそっちのけで自分が面白いと思えるゲームを世に出すことだけを純粋に考えている人も多いです。そんな人たちからしたら、経営的な成長機会や世界的なパラダイムシフトなど、なんの魅力でも無いと思います。
ただメタバースにゲーム以外の魅力を感じてる人たちの価値観や、何度もチャレンジしてビジネスを発展させようと足掻いている企業や担当者を否定してると取られかねないタグラインは、きっとヒトではなくコトにむけたものなのに、誤解を生みそうで少しもったいなく思えます。
強い言葉や逆張り、タブーをおかすことでのニュースバリューの生み方は弱者の戦略としてセオリーですし、共創、参加型のコミュニティマネジメントの一手として共通敵を作るのもセオリーなので、私も一マーケティング担当としては理解できるものの、東京クロノスやアルトデウスのプレイはもちろん、リアルイベントやクラファン、クローズドコミュニティにも参加して、いつも丁寧な運営をしてくれているチームを尊敬している一ユーザーの私からすると、少し残念だな…とどうしても思っちゃいますね…。2016のVR元年も、2020の音声元年もおなじよーなことがあった。会社のエライ人が「とりあえずメタバースという名前つくる部署つくって?」というのが出てるあたりが反動のTipping point。
これからカーボンニュートラルも同じようなことになりそうだが、日本企業はこのくらいバズワードでコンセンサスがとれないとGoが出ないので個人的には「よし!」と思っている#メタバースくそくらえ
......本当は、こんなことは言いたくないし、言うべきでもないのかもしれません。
しかし、黎明期からVR業界で活動してきた人間としては、どうしても今の「メタバース」という言葉を取り巻く状況に対して、違和感を表明せざるをえませんでした。
今の「メタバース」は、何か胡散臭い、ネガティブな言葉として広まりつつあるような気がします。本当は、胸躍る未来を表す言葉であったはずのものが、お金儲けやビジネス的なものとして扱われてしまっていることが、本当に残念でなりません。