「上場時に、うちの株を全部売ってほしい」──“IPO革命”は、なぜ実現できた? ラクスル永見CFOに聞く
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大きなマーケットの仕組みを変える、というのは実際マネタイズは霞を食むレベルであっても、小さな池よりスケールすることが多い。大きなSCMの1%の改善は、小さな池の10%の改善より、市場規模100倍くらい違うのだ。ラクスルも印刷という市場規模を選んだことが成功要因の一つだ。
ファイナンスも注目に値する会社だが、むしろ着目すべきはオペレーションであろう。ラクスルは実はそれなりのボリュームの印刷機材を保有・レンタルしてオペレーションの標準化を推進している。単に発注看板を回すだけではなく、印刷会社単体では難しい設備投資支援にも踏み込んでいるのだ。
このモデルはむしろ駿河精機買収後のミスミに近く、モノづくりを理解することで、更にビジネスのスケールを一つ大きくする、対応できるプロダクトを増やす結果に繋がっている。その結果ラクスルは霞を食むとは異なるレベルの諸売に至ったのだろうと理解している。
注目のコメント
本質的なメッセージです。CFOを目指す方はファイナンスのスキルは勿論ですが、経営者として実践するべきことがあると思います。
以下、抜粋
自分のキャリアについて考えなくなってからが経営者読み応えありますね〜
ちなみに売却したVCにデジタルHDの子会社VCは入っていないのですね。
IPO以来、順調に時価総額も拡大していましたが、2022年に入ってから株価は大幅に下落基調。PERよりもPSRで買われていた分割高に見えるといえば見えます最近、投資家選定でIPO時に全株式を売却してくれるのかどうかを要素の1つとするスタートアップが増えているということを聞きました。ラクスルの場合、上場と同時に約40%の株主が入れ替わったのはすごいですよね。
以下記事とコメント欄を併せて読むのがおすすめです!
『IPO後の成長に向けたラクスルの資本市場戦略』
https://newspicks.com/news/3333763