• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

【全録】プーチン、独裁22年のすべて(前編)

NewsPicks編集部
1791
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


選択しているユーザー

  • アメリカの人がこの記事を書いているということを念頭に入れて読んでいこう

    まず、ドイツで、西側の心を掴み信頼を得る演説を行った。今日、そのときの人物とは、同一人物だとは思えない。
    プーチン=ロシア国家となった。

    管理された民主主義
    西寄りのサンクトペテルブルク人と、体制に従う典型的なソ連人民──プーチンの内側では、この両者が共存していた
    プーチンはひとたらし?騙して人を信頼させる
    独ソ戦でプーチンは弱者は叩きのめされることを学んだ。

    旧ソ連の国々の根底にあるのはロシアを拒否し、西側に未来を託そうとする動きだった。

    自らの権力を確信すればするほど、プーチンはアメリカへの敵対心をつのらせていったように見える。

    プーチンはロシアを特別視し、ロシアが大国となる必然性を信じていた。だからこそ、アメリカが唯一無二の覇権国家きどりで、世界に自由を広めるという大義のもとにその力を誇示する「アメリカ例外主義」に、我慢がならなかったのである。


注目のコメント

  • badge
    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    プーチン大統領の表舞台への登場は、1999年の第2次チェチェン戦争でした。
     1994年から96年まで続いた第1次チェチェン戦争は、100万人程度の民族であるチェチェン人に、ロシア軍が壊滅的に敗れ、チェチェン共和国が独立を達成した戦争でした。
     1999年、プーチン氏は首相に就任して1週間後に第2次チェチェン戦争を開始、民間人を中心に10万人ほどのチェチェン人を殺害し、チェチェン共和国政府を滅ぼし、ロシアの領土に再編入しました。強制収容所に入れられたチェチェン人も20万人ほどいました。
     この時点で、プーチン氏の危険性を認識していなければ、何も見ていなかったようなものです。欧米人の多くも、ウクライナなら興味があっても、チェチェンなどは聞いたこともなかったのでしょう。
     1999年の時点から明らかだったのは、プーチン氏の最優先事項がロシアの領土であったことです。領土、という具体的な境界線に限られるものよりも、実質的な支配下にある勢力圏、という方が正確でしょう。
     ロシアの勢力圏確保という目標の前には、民主主義や民族自決、人間の命などは、何の価値も持たない、とプーチン氏が考えていることも明らかでした。
     2001年、米国が「テロとの戦い」を始めたことは、プーチン氏に時間的猶予を与えました。次の戦争のための準備期間を得た、ともいえるでしょう。チェチェンでの大量虐殺も、「テロとの戦い」との類似性から、問題視されなくなりました。
     米国が中東での戦争や(失敗に終わった)民主化に集中するようになり、その結果石油と天然ガスの価格が高騰していったことで、資金を得たプーチン体制は、2000年代を通して軍備の拡充に投資しました。
     同時に、資源を輸出して工業製品を輸入するというロシア経済のあり方を変えることはありませんでした。
     石油、天然ガス関係の政商が政権を支え、金融を独占し、新興の企業が成長する余地は限られていました。メディアの統制が進み、野党指導者は暗殺され、2000年代を通して統制経済が整備され、戦時体制に移行できる準備が進められました。
     2014年、ウクライナへの侵攻でクリミア半島などを占拠したのは、それまで着々と進めていた戦争準備を実行に移しただけです。プーチン体制は、全て来るべき戦争への準備を中心に動いていました。


  • NewsPicks 副編集長

    2001年の大統領就任から、今日のウクライナ侵攻に至る「プーチン独裁の22年」の重大局面を振り返り、キーパーソンたちの肉声を交えながら、「暴君プーチン」が完成するまでの一本道を生々しく描きだす、プーチン解説の決定版。

    アメリカの読者のあいだでも大きな反響を呼び、中国語、スペイン語にも翻訳された大長編記事を、前後編に分けて独自翻訳でお届けします。

    著者のロジャー・コーエンは、ニューヨーク・タイムズ紙のベテラン政治記者。その筆致は明快で歯切れがよく、日本語にして約2万字(前後編)というボリュームを感じさせません。ぜひ週末のひととき、じっくり読んでいただきたい記事です。


  • badge
    (株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役

    独裁22年のすべてを読むと、今回の苛烈な制裁を課すことで市民が蜂起してプーチン政権を打倒する・・・なんて西側諸国の期待はファンタジーにすぎない、甘やかな夢だということがあらためてわかります。

    プーチンにしてみれば、制裁で困る市民が生活苦で困ろうが餓死しようが知ったことではないわけですものね。

    となると、制裁で困るのは罪のない一般市民だけで(オリガルヒは相当困っている様子ですが)、むしろ困った一般市民の批判の矛先はプーチンではなく西側諸国やロシアからそそくさと撤退していった西側企業に向けられるという、我々がまったく望んでいない結果になりかねません。

    妙案があるわけではないですし、横暴を指を加えて眺めているだけではいけないとは思いつつ、果たして我々が望む方向へ向かっているのだろか???と無力感が漂います。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか