iPS角膜移植 “安全性と有効性示す結果” 来年にも治験開始へ
NHKニュース
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角膜は黒目の部分を覆う透明な膜で、水晶体とともにレンズの役割も果たします。コンタクトレンズが接する目の最も外側のところに位置しており、屈折の多くを担うため角膜の変形や混濁は視力に大きな影響をもたらします。
これまではドナー角膜といって、亡くなった方の角膜を移植する献眼により治療が為されてきました。しかし、移植後の拒絶反応や献眼される人の不足といった課題がありました。iPS細胞を用いた治療はこれらの課題を解決するための再生医療であり、視力向上が期待されています。
しかし、この治療が認証されて広く普及するにはまだまだ道のりが長いと思われます。そこで皆さんにはアイバンクというものを知って欲しいです。アイバンクは角膜移植を待つ方と提供される方の架け橋となる存在です。大学病院を中心に全国に約50ほど存在し、最寄りのアイバンクで献眼登録を行うことが出来ます。
角膜移植を望む患者さんの数に対して、提供して下さる方の人数はまだ全然足りていません。再生医療に対する期待は非常に大きいものがありますが、今の患者さんたちのためにも、まずはアイバンクについての認識が広がると嬉しいです。
http://www.j-eyebank.or.jp/bank.htm大阪大学などのグループは視力が大きく低下した患者4人にiPS細胞から作った目の角膜組織を移植すると日常生活に支障がない程度にまで視力が回復したと発表しました。来年にも治療法として国の承認を得るための治験を始めていく予定とのこと。