小中学生の学力、コロナ禍「影響なし」 文科省が全国学テ結果分析
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まずはこの結果が出たことは良かったと思います。大きな学力低下も想定されていましたので、コロナ禍での学校、教委、家庭での学びを支える努力の良き成果だと捉えています。
ただ逆に気になるのは、では何に影響が出ているのかということです。学校休校があり、オンライン授業や分散登校が多く、学校行事が多数中止されたわけで、何も違いがないというのは逆におかしいんですよね。学力調査では明らかにならない非認知能力や様々な進路意識などに差が出ているのではと考えるのが自然です。
逆にそこでも差が出ていないとすると、学校が休みになっても有意差が生まれないということになり、学校の存在意義が問われることになるのではと・・・学力の低下が見られていないというのは驚異的ですね。欧米と比べると開校日が長かった、家庭でのサポートが比較的充実していた、先生方の惜しみない努力があったなど様々な要因はあると思いますが、日本人のピンチの状況における団結力や協力体制の力が発揮されたのかもしれませんね。
米国では学力だけでなく、思春期の大切な時期に1-2年を失ったことによる共感力やコミュニケーション能力発達の遅れや、摂食障害の子どもが2-3倍に増えたなどの報告が出ています。学力だけでなく、精神的なウェルネスについての調査結果の発表も期待します。まあ、この2年間、例えば「黙食」をサラリとやりきれる現実に、子どもたちの変化対応力を見ました。そうなったらそうなったで、やらなきゃいけないことならやるよ、ということですね。
学力はそもそも、通信や民間教育などが分厚く底支えしているし、あまり影響無いと聞いても、「だろうな」という感じです。
問題は、不登校の急増などに表れている何かでしょうね。人と人、肌と肌の触れ合い頻度の低下は、確実に影響していて、今後様々な形で表出すると思います。
我々も、現場に突き上げられる形で、この春からフリースクールも一ヶ所始めましたが、反響は大きいです。