【読書】知の巨人・外山滋比古の「思考体系」を盗もう
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「研究室で本を読んでいる人は思考に適さない。生活が貧弱だからだ。たしかに知識は「力」である。だが知識が多くなると、自分で考えることをやめてしまう」とは耳に痛い指摘。最近やっと読んだ『反脆弱性』にも「分別ある遊び人」の勧めがありました。
ちなみに「朝飯を食べた瞬間に、金の時間は鉄の時間に変わってしまう」という意見を鵜呑みにして、高校生の時に模試の日には朝食を抜いてみたことがありましたが、結果は全く変わらず辛いだけでした。「知識が多くなると、自分で考えることをやめてしまう」のは全くその通りだと思います。「わき道にそれることも重要」は、とても共感します。特に自ら決めたわき道ではなく、想定外にわき道に入った時の方が、後々良かったと思えることが多い。
例えば、新しい上司とは相性が合わずに大変だったり、業績悪化で急にレイオフが通達されたり、様々な想定外の理由で、メインストリートからわき道にそれるケース、意外と多いですね。
準風満帆の方が、考える時間が十分になかったりしますが、わき道にそれた時、これまで想像しなかった景色が新たに見え、新しい自分の発見にもつながる。想定外が起きた瞬間は、ツライと思っても、後から考えると、わき道を経験できたからこそ、新しい世界へ向かえる。そのためには、わき道にいる時に、チャンス!と思えるポジティブなココロが大切ですね。
さらに、わき道中だと内省する時間も増え、色々なアイデアも浮かんできます。一見ピンチと感じるわき道をチャンスに変えていく、大切ですね。歩くことは思考力を高める、というのは日々実感していることです。実際は歩くのではなくランニングしている。その時にさまざまな課題を投げかけていると、答えが返ってくることがあります。
ランニング中は、足と頭、体全体で考えているような感覚です。逍遥学派はアリストテレスが創設した哲学者グループですが、歩きながら哲学していました。その方が脳のめぐりがいいからでしょう。
黄金の朝はデスクワークに集中し、夕方からランニング。その後のお酒は最高です。