【ゼロから学ぶ】核融合が巨額マネーを集める理由
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最近、ニュースで話題になることも増えた核融合エネルギーについて、分かるように図解にまとめさせて頂きました。取材にご協力していただいた皆様、ありがとうございました。
「核」という文字の印象で、原子力発電と捉えてしまいがちですが、かなり違いがあります。どう違うのか仕組みを解ると明確になるので、ゼロから解説しています。
核融合はプラズマの専門家、超伝導磁石の専門家、素材の専門家など、工学部総動員に近い体制での開発が必要です。非常に困難ですが、実現すれば無尽蔵に近いエネルギーを得られる夢の詰まった研究分野です。
遅れもあるITERですが、ITERが二重水素、三重水素の核融合でエネルギーを得ることに成功しそうという担保があるからこそ、投資家の投資を呼びこめてスタートアップが盛り上がるという車の両輪的な関係でもあります。
追記 欧州の実験炉JETがプラズマ作成時の核融合炉の映像をTwitterで出していて、見るととてもワクワクします。ご参考です。
https://twitter.com/UKAEAofficial/status/1491381459181248515?s=20&t=mA-D7pqPJcmP5rZW0fb3Gw脱炭素への切り札として期待の声が高まる核融合発電。再エネなど従来の低炭素電源と比べてコスト競争力があるのか、商用化までの時間など、個人的にもいろいろ気になっております。
さてこの流れで宣伝でほんとすみません…
「はじめての脱炭素」という子供向けの本を描きました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4338081716
核融合発電が求められるそもそもの背景であるカーボンニュートラル、をほんとのゼロから学びたい方、こどもと脱炭素社会について学びたい方など、ぜひお手にとってみてください^_^私が南仏のITERを取材した頃はトランプ政権がITER関連予算を継続するか否かで計画にさらなる遅れが出かねないとして幹部が頭を抱えている時期でした。
ブレグジットでは英国がプロジェクトに残るか否かも問題に。(結局残ったので、記事の図表はEU+UKにすべきでは?)
技術面はもとより政治に大きく左右されてきた国際プロジェクトをスタートアップが一気に追い抜こうという状況は極めて現代的だと思います。