名もなき村に「関係人口」を促す地域創生、沿線の集落全体をホテル化する発想の原点をキーパーソンに聞いてきた
トラベルボイス(観光産業ニュース)
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ちょっと断定的に、うまくいきすぎてるように、きれいに書かれていてヒヤヒヤしますが、25年間地域の仕事だけをしてきて、もがいてきて、ようやく光が見えてきた、さとゆめの現在地を、うまく言語化してもらえたように思います。よろしければお読みください。
こういった地域のための取組は、コンセプトや手法に目が奪われがちになります。しかし、何よりも大切なのは「想い」です。力強い人間の心が未来を開くと近頃よく感じます。
本文中にも、
「課題を出す必要はない。それよりも、興味があることを出して、こういう村にしたいなどの思いや夢をシェアすることの方が大切」と嶋田氏は力説する。
とあります。
この記事だけでは、順風満帆のように思えます。しかし、田舎らしいしがらみや、衝突、困難があったはずです。ただ、そんな状況を打破するのも「想い」であるはずです。勇気、元気をもらえる良い記事でした!沿線まるごとホテル、すばらしいアイデアですね。最近大学の研究室や研究者仲間との間で「エコシステム」というコンセプトを議論することが多くなっています。エコシステムとは生態系のことで、全体性を持たず個々の構成要素が自律的に状態を保つシステムのことを言います。デザインでもビジネスでも、トップダウンで全体構想をつくるのではなく、自律的な構成要素が互いに協調しながら世界をつくるエコシステム的な考え方が重要になってきています。沿線まるごとホテルは、まさにこのエコシステム的なデザインが実現しているように感じます。村民の一人ひとりがアクターとして相互につながることで価値が生まれている興味深い事例です。