【週末に読む】社会主義には「2つある」って知ってた?
NewsPicks編集部
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社会主義=マルクスのイメージが強いですが、実はそれだけではありません。本記事ではプルードンというアナキストにフォーカスしました。
プルードンは思想はありつつも、アナキズムの具体的な実現方法は記していません。しかしブロックチェーン技術の発達によるWeb3.0の流れを見ていると、少しずつプルードンが描いた世界に近づいているのかもしれないなと思いました。たしかに「下からの社会主義」は現代の空気と一致していて、web3等の技術との親和性も含めて持ち上げたくなる動きは理解できるが、これは人間の「達成動機」「権力動機」といった生来的な動機付けとの折り合いが悪く、結局のところコミュニティの中でパワーが暴走するようなリスクを常に孕む不安定なものになりそう。だからこそ、人間の動機づけにあわせた「行動制御システム」づくりをいかに緻密に事前に行えるかが成立の可否を握るけれど、現在はそこがまだ十分に議論されていないように思える。
資本主義の限界の一因として物質的な限界を提示していますが、これがメタバースの普及によって欲望をバーチャルに満たせるようになった時にどのように変化するか見ものですね。計算資源が飽和するまで再び自己増殖を続けるのか、それとも物質的制限が緩いが故のユートピアが実現するのか。それはプルードン的ユートピアなのか、それともグローバル企業を権威としたディストピアなのか。問いが膨らむばかりです。