新たなブームになるか、環境にも体にもやさしい「ポテトミルク」
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ジャガイモはナス科(ナスやトマトやピーマンやトウガラシなどの仲間)の植物で、連作障害が起こりやすい作物です。
なので「環境にやさしい」とは言っても大量生産するためには連作障害対策として土壌殺菌剤や害虫対策の殺虫剤などの農薬を少なくない量の使用が必要です。さらに、土壌の養分バランスも崩れるため肥料が必要ですが、広大な土地に高価かつ効果の遅い有機肥料だけでは栽培が成り立たず、化成肥料を使う必要があります。
農薬や化成肥料などの工業製品をたっぷりと使うことは変わりないわけで、「ジャガイモだから環境にやさしい」というのは嘘半分で読んでおいた方が良いでしょう。
牛の肥育よりは環境負荷低いでしょうけど、そんなセンセーショナルなるに言えるほどの環境対策効果があるかは疑問。
ひとつだけ言えることは、「ジャガイモのまま消費した方が環境にやさしい」ということ。新たな製造ライン構築した場合、製造ライン廃棄までトータルでみた時には、植物性ミルクのが環境にやさしいのか検証が必要。(太陽光パネル廃棄問題のように。)
牛肉も植物性にはない養分が多くあり、ほどほどに摂取してれば身体にも良い。なんでも多過ぎるのは良くないわけで、環境保護も栄養も、ほどほどの「中庸」が大切。考えたことがなかったですが、ミルクの代替って色々とでてきているんですね。ミルクは牛の乳というイメージしかなかったですが、こういう記事をみることで幅の広さと多種な領域からの広がりを感じます。
環境も一定あるかと思いますが、国内においては味と健康(タンパク質)性などが充実すれば、代替も考えられるのかなとは思います。肉食文化圏では、飽和脂肪酸の摂取量を減らす試みとしてのベジタリアンや、オリーブオイル、ソイ、ポテトミルクがあるのでは。
もともと植物由来の油脂が多い日本では、オリーブオイルをとっても健康にはならないのに、欧米の健康ブームを間違った解釈で取り入れてる気がする。